若手捕手のラッシングの去就に注目が高まっている(C)Getty Images 来季世界一3連覇を目指すドジャースでは投手…

若手捕手のラッシングの去就に注目が高まっている(C)Getty Images

 来季世界一3連覇を目指すドジャースでは投手陣をリードする扇の要、捕手起用にも注目が高まる。

 また今季、捕手陣が壊滅的な状況になったときに光る存在となったのはベン・ロートベットだった。

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 今夏トレードでレッズから移籍してくると、現地時間9月4日にメジャーに昇格。正捕手のウィル・スミスやダルトン・ラッシングに故障が相次いだ時期に立ち向かったのがロートベットだった。

 山本由伸と組んだ試合では直球主体のリードで好投を引き出すなど、レギュラーシーズン3試合で防御率0.86、大谷翔平とも2試合でバッテリーを組み、防御率0.00と安定感が光った。

 特に山本とは9月6日のオリオールズ戦の9回二死までのノーヒットノーランの快投をアシストしたことも記憶に残る。

 ポストシーズンにも奮闘、正捕手のスミスが戦線復帰するまで攻守に渡ってチームに貢献、存在感を示した。

 そんなチームを支えたロートベットが11月12日にレッズへの移籍が発表されたときは、ドジャースファンの間からも嘆きの声が多く飛んだ。

 米メディア『Dodgers Way』ではチームの捕手構想にスポットを当てた記事を掲載。「ドジャースの内部関係者がダルトン・ラッシングのトレードをほのめかすと、ベン・ロートベットの決断はより奇妙に感じられる」と題した記事の中でラッシングのトレードの可能性について触れている。

 記事の中では「(シーズン)終盤からポストシーズンにかけて、ロートベットはドジャースの英雄のような存在となった」と存在感が光ったとして、スミス、ラッシングを故障で欠く中「投手陣を巧みに導いた点が注目を集めた」と記す。

 しかしオフにロートベットを放出、24歳のラッシングを残したチームの判断には2022年のドラフト2巡目(全体40位)とトッププロスペクトとしてまだ入団3年目という若さもあり、伸びしろ、潜在能力に賭けたとしながら、「しかし今、ラッシングの将来も不透明な状況にあるかもしれない」と記されている。

 記事の中では『MLB.com』のドジャース担当、ソーニャ・チェン記者が「かつてのトッププロスペクトを今冬トレードの対象にする可能性があると推測した」とラッシングがトレード対象になりうると伝えた上で、理由としては「来年、ラッシングが必要な打席数を得る道があるかは不明であり」「ドジャースが彼に合う役割を見つけられなければ、トレード市場で価値を得られる可能性がある」とチェン記者の発信を伝えている。
 
 続けて、記事の中では「より重要なのは、ラッシングが捕手として毎日出場する時間がすぐには得られないということ」と正捕手のスミスが2033年までの契約を残すため、強打の捕手がマスクを譲る機会はそう多くないと記す。

 ラッシングは左翼、一塁経験もあるため、打撃での経験を積むため、チームがユーティリティ的な扱いを行う可能性もあるが、そうすれば「3人目の捕手を抱え込む必要がある」としている。

 記事の中ではメジャーではOPS.582に終わったラッシングもマイナーではOPS.953と高い数字を残したこと、捕手という稀少ポジションもあり、「2026年のロースターメンバーとしてよりも、トレードチップとして価値をもたらせるかどうかを考える価値がある」とトレード候補にあがる可能性を指摘。

 ただ、ラッシングも動かすとなるといよいよチームの捕手層はスミス以下が不安定となり、それこそ、ロートベットを放出したことが後々、響いてきそうだ。

 現在チームでは外野手、中継ぎが補強ポイントとされており、力のある選手を獲得するためにはプロスペクト放出もセットとなるトレードの可能性もある。今後も世界一軍団の補強の行方が注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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