今永は結果で真価を見せつけるだけだ(C)Getty Images 今オフ、今永昇太はカブスからFAとなるなど去就が話題と…

今永は結果で真価を見せつけるだけだ(C)Getty Images

 今オフ、今永昇太はカブスからFAとなるなど去就が話題となった。その後、球団から提示されたクオリファイング・オファー(QO)を受諾。単年2202万5000ドル(約34億円)の条件で再契約を結び、カブス“残留”となった。

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 その結論に至るまでには、今季終了後、球団による3年5700万ドル(約88億円)の契約延長オプションが行使されず、今永側の単年1525万ドル(約23億円)オプションを破棄した経緯がある。過去、FAとなった後、QO受諾でチームに残ったケースが希少であることから、今永の決断は大きな注目を集めた。

 そして、現在もカブス専門メディア『CUBBIES CRIB』が今オフでの日本人左腕の動向、さらには球団の選択に対する意見を発している。

 特集記事のタイトルは、「イマナガのQO受諾が示した、カブス側の誤算」。今回の再契約について、「この結末は少し奇妙だ」と訴える同メディアは、今永が夏場からの試合やプレーオフで打ち込まれた登板を振り返りながら、「2025年後半にはチームからの信頼が揺らいだように映っていたイマナガが戻るというのは興味深い」などと説明。

 その上で、球団の判断に異を唱える形で、「問題はイマナガが復帰することや、(来季で)関係に多少の気まずさが生じることではない。そもそも、イマナガにQOを提示したことが間違いだ」と主張する。

 今永の今季後半戦での不振をフォーカスし、「終盤戦で見せた不調は無視できない。レギュラーシーズン最後の6試合中5試合で複数失点の本塁打を浴び、NLDS第2戦ではブルワーズにわずか3イニング未満で2本の本塁打を打たれる酷い投球を見せた」と評価。また、新たに結ばれた契約が単年であるとしながらも、「カブスはイマナガに約2200万ドルを投じる形となり、被弾リスクのある投手として考えると決して軽い負担ではない」と見解を示している。

 また、カブスに対し、今後予想されるロックアウトを考慮し「慎重に動いてきたはずだ」と現在までの財政面のリスク軽減への取り組みも指摘。その上で同メディアは、「“ぜいたく税”のラインに達するまで、約7500万ドルの予算的余裕があったが、今や5200万ドル程度に減少してしまったことは大きい」と悲観した。

 そしてトピックの終わりには、今オフでの補強を見通し、「カブスは、はるかに少ないリソースで先発ローテーションの要となる投手を補強する試みを続けねばならない」とも付け加えている。

 今季終盤のパフォーマンスから、厳しい声も向けられている今永。その反応への“答え”は言うまでも無く、来季のグラウンドで証明することになる。メジャー3年目のシーズン、大きな期待と重圧を背に今永はカブスの一員としてシーズンを戦う。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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