◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日(23日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd…

勝みなみは祖父・市来龍作さんをフロリダに招待して米ツアー3年目を戦い終えた

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日(23日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd(パー72)

4バーディを奪った前半から一転、後半に2ボギーを喫した「70」の締めくくりが悔しい。勝みなみは「2オーバーからの4アンダーだったら『よっしゃー』みたいな感じだけど、逆だから。ほんとにヤダ…」と苦笑いだった。

最近こするような球が目立っていたことが気になり、今週はアドレスを微妙に変えて臨んでいた。自他ともに認める感覚派で、かねてスイングのマイナーチェンジには積極的。米ツアー3年目にして初めて進出した最終戦でもそのスタイルを貫いた。

4バーディ、2ボギーの「70」でプレー

アイアンショットを気持ちよく飛ばせるようになり、この日もバーディを重ねていたが、後半13番のボギーで流れが止まった。少し歯がゆい通算10アンダー26位フィニッシュ。パー5の17番でも3パットでスコアを落とし、「最後の最後に…。それがもう、きょうの私のイラつきポイント」と苦笑いで口をとがらせる。

2025年は米ツアーに主戦場を移してから最高のシーズンを送った。本人も「キャリアハイ」とうなずいた上で「やっぱり、自分が欲しいのは優勝だから。トレーニングとか、練習とか、自分なりに考えながら頑張って、それが“結果”につながらなかったのがすごく悔しい」。下半身中心だったトレーニングメニューを、体幹重視にシフトしてスイングへの好影響を実感。着実に迫っていた初タイトルを今季のうちにつかみ取りたかった気持ちが強い。

来季こそ米ツアー初優勝を

最終戦を連覇してプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)にも輝いた世界ランキング1位、ジーノ・ティティクル(タイ)との5ホールに及ぶプレーオフで敗れた「ビュイックLPGA上海」は胸を張るプレーができたと言い切れる。「彼女がすごすぎた」と相手を称賛した惜敗に対し、その前週「ロッテ選手権」の3位を大いに反省。首位タイで迎えた最終日の17番でボギーを喫し、バーディが欲しい18番(パー5)でも伸ばせなかった。

ポイントランキング80位までの最上位出場資格「カテゴリー1」の当落線上でシーズン終盤を戦った過去2シーズンとは違い、最後まで上を見て戦い続けた一年。フロリダでのラスト2連戦には日本から祖父・市来龍作さんを招待した。3日目の18番ティで池にワニを見つけると、すかさず祖父を手招き。「『アリゲーターが…』ってずっと言ってたから。2週間、楽しんでくれたと思います」と笑った。

すぐ宮崎に行きます

勝がゴルフをするきっかけにもなった龍作さんは今週、米ツアーでのプレーを眺めながら「“教科書”のような基本を最初に教えられなかったんです」と後悔めいた言葉を口にしたことがあった。それでも、我が道を信じて進み、日本ツアーで数々の記録を打ち立て、最高峰の舞台で優勝が手の届くところまで来た。間違いなく自慢の孫娘は、4週連続で祖父を伴って今季ラストマッチの国内ツアー「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(27日~/宮崎CC)に臨む。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)