◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日(23日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd…

竹田麗央は米ツアー1年目を堂々と戦い抜いた

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日(23日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd(パー72)

米ツアー1年目の戦いは、最後まで学びにあふれていた。竹田麗央は6バーディ、3ボギー1ダブルボギーと出入りの激しかった「71」から、すぐに来季への課題を見出した。「ちょっとグリーンを外れただけのところから、簡単にボギーになったりする。もうちょっと自信を持って寄せられるように」と言った。

砲台グリーンの土手に当てて勢いを殺すアプローチなど、日本よりも求められる引き出しが多い環境でバリエーションが増えた実感はある。一方で比較的ノーマルなシチュエーションからパーで切り抜けられる確率をもっと高めたいという。パーオン率77.02%、ティからグリーンまでのショットのスコア貢献度を示す「ストロークゲインド・ティ・トゥ・グリーン」はいずれもツアー2位。秀でたショット力は疑いの余地がなく、グリーン周りやパッティング次第でさらに進化する可能性を秘める。

ショット力はすでに米ツアーでもトップレベル

プロ3年目の昨季、日本ツアーで初優勝を飾ってから一気にブレーク。シーズン8勝を挙げて年間女王に輝き、最高峰の舞台に戦いの場を移した。本格参戦5試合目の「ブルーベイLPGA」で早々に勝った後、シーズン2勝目が近そうで届かなかった。

「皆さん、すごく上手。去年日本ツアーではたくさん優勝もできたけど、こっちではそんなに簡単に優勝できないですし、優勝争いも何試合かしか絡めなかった。すごく差を感じたけど、やっぱりこっちで自分のゴルフを出したいなって改めて感じました」。謙虚な姿勢を崩さない中でのぞかせた高みを目指す意思。年間ポイントレース4位で最終戦に進み、「自分のゴルフをしっかりやったら通用するっていうのが、一番の発見だったと思います」と確かな自信も芽生えた。

ショートゲーム次第でもっと強くなる

ツアー最多30試合に出場し、最後はタフな8連戦で駆け抜けた。7月「アムンディ エビアン選手権」後にはマッターホルンやパリ、ロンドンと欧州の観光名所を巡った。MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手のホームランも観戦に訪れた球場で目撃し、コースを離れても充実していた一年。日本に帰って最初にやりたいことを問われると、わりと長めの沈黙を挟んで熟考してから「家系ラーメンか、シマアジのお寿司も食べたいです」と笑った。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)