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11月24日(現地時間23日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズは、敵地ロケット・アリーナで行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦を105-120で落とし、ウェスタン・カンファレンス12位の5勝12敗とした。
ここ10戦を2勝8敗と大きく負け越しているクリッパーズだが、キャバリアーズ戦では先発センターのイビツァ・ズバッツが33得点18リバウンド4アシストと奮闘し、ジェームズ・ハーデンも19得点6アシストをマーク。
そしてこの試合で、カワイ・レナードが待望の戦列復帰。右足首捻挫のため10戦連続で欠場していた34歳のフォワードは、約26分の出場で20得点3リバウンド2アシスト3スティールを残している。
もっとも、今シーズンのクリッパーズを引っ張っているのは間違いなくハーデン。このチームは23日のシャーロット・ホーネッツ戦を131-116で制して連敗を3で止めており、36歳のベテランガードが大暴れ。
第1クォーターだけで、ハーデンは5本の3ポイントシュートを沈めて計27得点の荒稼ぎ。試合全体でフィールドゴール成功率65.4パーセント(17/26)、3ポイント成功率62.5パーセント(10/16)、フリースロー成功率78.6パーセント(11/14)と高確率で決め切り、55得点3リバウンド7アシストをたたき出した。
1試合55得点は、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)と並んで今シーズンのNBA最多タイで、クリッパーズのフランチャイズ史上最多得点記録も塗り替えた。
キャリア17年目をプレーするハーデンは、これで通算25度目の50得点超えとなり、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)と並んでNBA歴代3位タイに浮上。しかも、ハーデンはヒューストン・ロケッツ時代に61得点を2度も残しており、こちらもフランチャイズ史上最多得点記録となっている。
そのため、ハーデンはロケッツ(61得点)、クリッパーズ(55得点)と、2つの球団で最多得点記録を樹立。複数のチームで球団最多得点記録を保持するのはNBA史上ハーデンのみ。ホーネッツ戦では、改めてその爆発力を見せつけたと言っていいはずだ。
【動画】ホーネッツ戦で55得点を奪ったハーデン