中日福永裕基内野手(29)が24日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改し、800万円ダウンの推定2700万円…
中日福永裕基内野手(29)が24日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改し、800万円ダウンの推定2700万円でサインした。
背番号を7に変更し、3番二塁として期待された今季はけがに泣かされ続けた。「今年はけがで2度長期離脱した。けがをしない体づくり、強さが求められる」と話した。
3月18日オープン戦・ソフトバンク戦の二塁守備で「右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷」で長期離脱。2軍でわずか4試合出場後の5月24日に1軍復帰したが、2試合目の5月27日ヤクルト戦で二塁走者として本塁にヘッドスライディングした際に相手捕手と交錯。「左手関節の骨折」で手術し、再び長期離脱となった。
CS争いの起爆剤として9月5日に1軍登録。だが、2軍で直前に3試合しか出ていないこともあり、実戦感覚は戻らず本来の打撃とはほど遠かった。20試合、打率1割7分3厘、1本塁打、3打点。
オフは宮崎でのフェニックスリーグ、高知・春野での秋季キャンプにも参加し、巻き返しを図る来季に向け、泥にまみれた。「(右足、左腕ともに)今は問題ない。朝から夜までしっかり追い込むことができた」。
来季は二塁、三塁での起用が予想されるが「与えられたところで」と、とにかく出場機会を求める。「野球人生をかけた、すごく大事な1年になる。飛躍の1年にしたい」。30歳を迎える来季、もう1度レギュラーを狙う。