<大相撲十一月場所>◇千秋楽◇23日◇福岡・福岡国際センター【映像】安青錦が受け取った驚きの懸賞の束 関脇・安青錦(安治…

<大相撲十一月場所>◇千秋楽◇23日◇福岡・福岡国際センター

【映像】安青錦が受け取った驚きの懸賞の束

 関脇・安青錦(安治川)が負ければ横綱・豊昇龍(立浪)の優勝が決まるという本割の取組で、大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)を撃破。館内が大いに沸く中、一部のファンが注目したのは安青錦が受け取った分厚い懸賞金。「ワイの年収の1.5年分が」という個性的なコメントが寄せられた。

 大相撲十一月場所は最終日に大きな波乱が待ち受けていた。3敗の豊昇龍、横綱・大の里(二所ノ関)、そして安青錦と3力士が並ぶという大混戦で迎えたが、大の里は左肩鎖関節脱臼で千秋楽の休場を発表した。

 そんな中で安青錦は本割で琴櫻を破った。決まり手は内無双。日本相撲協会の公式サイトによると発生割合0.03%の珍手だ。館内が大歓声に包まれる中で、安青錦は懸賞金を受け取っていたが、一部の視聴者がその分厚さに注目。「ワイの年収の1.5年分が」「大量の懸賞」「懸賞、山程出る」などの声が寄せられていた。

 そして安青錦はこの勢いのまま、優勝決定戦でも豊昇龍を撃破。安青錦が後ろに回りこむような態勢になると、そのまま送り投げを決めた。新関脇の場所で悲願の幕内初優勝、ウクライナ出身の力士として初めての賜杯を抱いた。

 なお、今年一年を締めくくる九州場所の懸賞の15日間の申し込み総本数は2177本と発表されている。千秋楽までに実際に懸けられる本数は、九州場所最多となった昨年の1667本を上回る見通し。

 気になる懸賞金事情は、今年の夏場所から、取組後の力士が現金で受け取る懸賞袋の中身が、従来の3万円から1万円に変更された。持ち歩く際のセキュリティー面を考慮したことが、大きな変更理由で、懸賞の手取り1本6万円は変わっていない。以前は給与とは別の口座に、現金支給の3万円を差し引いた、1本3万円が振り込まれていたが、現在は1本あたり5万円が振り込まれている。
(ABEMA/大相撲チャンネル)