◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(23日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7117yd(パー70)◇…

2位フィニッシュを決めて米ツアー予選会に向かう

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(23日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7117yd(パー70)◇晴れ(観衆4623人)

パー5から設定がパー4に変わり、今大会の最難関となった4番、河本力はフェアウェイで8Iを握った。512ydのホールで2打目の残りが「170ydちょっと」。両サイドの間隔が狭いフェニックスCCで「しっかり振れるホールは 1ホールもない。とりあえず幅に打つことをずっと意識した」と最後まで冷静さを保った。「67」で通算8アンダーの2位で終えた最終日には「頑張ったご褒美」もあった。

「きょうは松山さんと一緒に回ることができて、それもすごく良かった。すごく幸せな一日だったと思います」。最終組の2つ前、隣には2週後にともに米ツアーの予選会受験を控える生源寺龍憲と、目標の場所で戦う松山英樹がいた。同郷愛媛の大先輩を成績で1打しのいでも、勉強材料や受ける刺激は山ほどあった。

終盤16番で見たグリーン奥からのロブショットによるパーセーブには「本当に感動した」と振り返る。「アイアンショットの音、グリーン周りのアプローチ…。本当に世界一なんだと思うようなショットが多々あった。本人は納得されているか分からないですけど、興奮させてくれるものがあった」。一緒にプレーすれば、世界中でたくさんのギャラリーを背負う理由が分かる。

河本力は松山英樹と同じ愛媛県出身

海外ツアーへの挑戦機会が増えた最近、松山の“生態”を知る機会も増えた。「やっぱり試合の朝なんかは空気感が変わる。メジャーの朝は本当に怖いなと思う。話しかけられないです。でもレストランなんかだと逆に話しかけてくれたり。海外の方がしゃべってくれます」と明かす。「やっぱり僕ら世代は憧れているので。『憧れは捨てましょう』(憧れるのをやめましょう)と言われますけど、ずっと憧れたままゴルフをやってきたので。いずれは僕もああいう選手になりたい。きょうでいっそう松山英樹という存在を好きになりました」と笑った。

2週後の予選会はいつか同じ土俵でぶつかるための登竜門。前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で予選落ちした悪いムードは、姉の河本結からの助言で断ち切った。「『ヤル気がなくなっても、目の前のできることをこなして、淡々とやれ』と言われて、今週は一喜一憂せずにできた」。今ある力をまずはフロリダでぶつけてくる。(宮崎市/桂川洋一)