阪神育成ドラフト1位の東農大北海道オホーツク・神宮僚介投手(22)が22日、群馬・高崎市内のホテルで仮契約を結んだ。支度…

阪神育成ドラフト1位の東農大北海道オホーツク・神宮僚介投手(22)が22日、群馬・高崎市内のホテルで仮契約を結んだ。支度金300万円、年俸300万円。今季は昨年の同1位工藤、3位早川が1年目から飛躍。支配下登録を勝ち取った。来年2月の春季キャンプなど実戦でのアピールは必須で「チームの中でも主軸の方々を抑えること自信を持てますし、そういった面で抑えていきたい」と意気込んだ。

最速148キロのサイド右腕。大学入学時にトレーナーからの助言で横手投げに転向し、同大学で3学年先輩の中日伊藤を参考にした。トミー・ジョン手術を受け、長期リハビリを乗り越えて平均球速4~5キロアップの経験もある。「最速150キロは到達しないといけないし平均球速をもっと上げたい」。変則右腕が育成から成り上がる。(金額は推定)

◆神宮僚介(じんぐう・りょうすけ)2003年(平15)5月27日、群馬・吉岡町生まれ。小学3年から吉岡ジュニアファイターズで野球を始める。吉岡中、桐生第一から東農大北海道オホーツクに入学し、全国大学選手権は2、3年時、明治神宮大会は2、4年時に出場。家族は両親と姉。趣味は歌うこと。卒論のテーマは「温泉地の地域活性化に関する研究」。178センチ、81キロ。右投げ右打ち。

▽阪神葛西スカウト(担当の神宮について)「コントロールが安定していて、ボールの軌道もいい。厳しいところにいいラインで投げ込める。左バッターへの対策は最大限に勉強していってほしい。右に対してはインコースもアウトコースもしっかり投げられる」