大物選手の獲得にも尽力し、成功してきたキャッシュマン。それだけに近年叶っていない日本人獲得に思うところがある(C)Get…

大物選手の獲得にも尽力し、成功してきたキャッシュマン。それだけに近年叶っていない日本人獲得に思うところがある(C)Getty Images
今オフもメジャーリーグは日本人選手たちがFA市場を賑わせている。とりわけ村上宗隆(ヤクルト)、岡本和真(巨人)、今井達也(西武)を巡る獲得競争は熾烈化。すでにポスティングシステムの利用もMLBで正式承認。全30球団に契約可能選手として通知され、水面下での交渉合戦が幕を開けている。
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当然ながらビッグマーケットを有する球団を中心に交渉は展開されていくと見られる。そうした情勢にあって、とりわけ日本人選手の獲得に熱を入れているのが、米球界の盟主であるヤンキースだ。
松井秀喜や田中将大といった数多の日本人を受けて入れてきた名門だが、近年は日本市場に食い込めずにいる。もっとも、23年オフには山本由伸を、昨オフには佐々木朗希をそれぞれ獲得に奔走したが、いずれもドジャースに“敗戦”。交渉を詰め切れずに辛酸をなめてきた。
ドジャースがアジア圏で莫大な市場価値を生んでいる背景もあり、ヤンキースの幹部はグラウンド内外で好影響をもたらす日本人選手の獲得に燃えている。ニューヨークの日刊紙『Daily News』の取材に応じたブライアン・キャッシュマンGMは「私はビジネス面には全く関わっていない。だからその点について詳しく何も言えない」と前置きした上で「(日本人選手を獲得すれば)マーケティングや広告など、様々なビジネスチャンスが開けるという考えや認識はある」と語った。
実際にスカウティングのために来日した経験もあるキャッシュマンGM。日本球界の細かな事情も知るからこそ、近年の“失敗劇”に思うところはある。
「基本的には我々が野球面で良い仕事をすればいいと思っている。そうすればチケット収入や放映権の高騰にも繋がるはずだからね。ただ、(市場に)優れた選手がいて、その選手が日本人なら、なおのこと全力で獲得に動く。これまでも動いてはいた。だが、努力や資金が足りなかったからではなく、西海岸を好んでいたという理由で日本から来た選手を何人か逃してきた。とくに彼らはドジャース、そしてショウヘイ・オオタニの存在を好んでいた」
今オフも人気銘柄と化している日本人を手に入れるのは「至難」とされるが、果たしてヤンキースはどこまで注力するのか。名門の動静を興味深く見守りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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