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クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)が今シーズン限りで現役を引退する模様。11月23日(現地時間22日)に現地メディア『ESPN』が報じた後、ポールが自身のSNSを通してコメントを発表している。
現在40歳のポールは、2005年にニューオーリンズ・ホーネッツ(現シャーロット・ホーネッツ)でNBAキャリアをスタート。その年の新人王を獲得し、これまでの20年で12度のオールスター、11度のオールNBAチーム、9度のオールディフェンシブチーム、そしてNBA75周年記念チームの選出を果たしている。また、6度のスティール王と5度のアシスト王にも輝き、キャリア通算アシスト数(1万2532)と通算スティール数(2727)はいずれもジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)に次ぐ歴代2位となっている。
シーズン開幕前からポールは今シーズンが最後の年になるとほのめかしていたが、今回それが確定した形となる。23日の試合に向けてホーネッツの本拠地に訪れたポールは、SNSアカウントを通して自身のキャリアを振り返る映像を投稿。投稿には、以下のコメントが添えられている。
「NC(ノースカロライナ州)に帰ってきた!なんて旅だったんだ…。やりたいことはまだたくさんある…。このラストシーズンに心から感謝!」
ポールは2005年からの6シーズンをホーネッツで過ごし、2011年に移籍したクリッパーズではブレイク・グリフィン、ディアンドレ・ジョーダン(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)と共に“ロブシティ”時代を築いた。その後2017年にヒューストン・ロケッツに移籍すると、以降はオクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、サンアントニオ・スパーズとチームを移り、今シーズン開幕前にクリッパーズへの復帰を果たしていた。
サンズ在籍時はデビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトン(現ロサンゼルス・レイカーズ)と共に自身初のNBAファイナル進出を果たしている。また、キャリア後半に所属していたチームではシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー)やビクター・ウェンバンヤマ(スパーズ)をはじめとした若手選手の指導役を担い、チームの底上げやスター選手の成長をサポートしていた。
キャリア平均スタッツ(11月22日終了時点)は16.9得点9.2アシスト4.4リバウンド2.0スティールをマークしている。23日のホーネッツでは約23分間の出場で3得点4リバウンド8アシストを記録し、ベンチからコートインした瞬間はホーネッツファンからスタンディングオベーションで迎えられた。
21年のキャリアに終止符を打つことを決めた“ポイント・ゴッド”。ラストシーズンのプレーをしっかり目に焼き付けたい。
【動画】CP3が自身のSNSで今季限りの引退を発表