プロ野球日本ハムのファン向けイベント「FFES2025」が22日、本拠のエスコンフィールド北海道(北広島市)であった。…

 プロ野球日本ハムのファン向けイベント「FFES2025」が22日、本拠のエスコンフィールド北海道(北広島市)であった。ファン2万4708人は、選手たちによる「リアル野球盤」などの出し物を楽しんだ。

 4月に本拠での8試合で着用する限定ユニホームもお披露目された。球団によると、黒色を基調とし、エスコンフィールドの天然芝をイメージした緑を配したという。

 新庄剛志監督が、来季の開幕3連戦の先発投手を発表した。来年3月27日、敵地でのソフトバンクとの開幕戦でエース伊藤大海投手、2戦目に北山亘基投手、3戦目は達孝太投手がそれぞれ先発する予定だ。

 チームは2年連続で2位。新庄監督は「もう2位はよかです」と博多弁で訴えた上で「優勝して日本一を取りにいきます」と力強く宣言した。(鷹見正之)

■FA選手や移籍選手も参加

 プロ野球はオフの「ストーブリーグ」が真っ盛りだ。

 日本ハムでは、所属球団だけではなく、他球団とも自由に契約交渉ができるフリーエージェント(FA)権を行使した松本剛外野手(32)と石井一成内野手(31)の去就が注目される。

 松本剛選手には、巨人が興味を示している。21日に札幌市内であった球団納会に参加した際には「まだ話せることは何もない。来季に向け、気持ち的にも早く、すっきりしたい思いも強いです」と胸中を明かした。

 「他球団の評価を聞いてみたい。試合に出られないと面白くないので、一番は出場機会です」。FA権行使を決めた際、こう話していた石井選手は西武と交渉中だ。

 ベテランの伏見寅威捕手(35)は、阪神の島本浩也投手(32)との交換トレードが決まった。この日、ファン向けイベントに参加した伏見選手は選手紹介で「3年間ありがとうございました」とのメッセージを掲げ、来場したファンから大きな拍手を浴びた。

 一方で、攻撃の要のレイエス、マルティネス両選手との契約を延長。レイエス選手は今季、32本塁打、90打点でリーグ打撃2冠と打線を引っ張った。球団を通じて「(契約延長で)とても幸せです。自分を信じ、大きな期待を寄せてくれている球団に対して、心から感謝の気持ちでいっぱいです。球団とファンの皆さまのために最高のパフォーマンスを発揮できるよう、今オフも全力でトレーニングに励み、コンディションを万全に整えます」とコメントした。(鷹見正之)