湘南ベルマーレフットサルクラブ(神奈川県小田原市)と、ITを活用してひとり親家庭を支援している一般社団法人ペアチル(茅…
湘南ベルマーレフットサルクラブ(神奈川県小田原市)と、ITを活用してひとり親家庭を支援している一般社団法人ペアチル(茅ケ崎市)は12日、連携協定を結んだ。経済的な理由でスポーツ活動が難しいひとり親家庭の子どもを、フットサルを通じて応援していく。
協定では、同クラブの育成組織「ロンドリーナスクール」に、ひとり親の子どもが通う際の会費の8割を補助する。スパイクやウェアの提供、遠征費の補助なども行う。
財源には日本財団の助成金をあてる。さらに、500円の寄付金付き観戦チケットも12月6日に小田原アリーナである公式戦で発売する。
ペアチルでは、ひとり親向けに運営しているアプリなどを通じ、広く情報を発信していく。
ペアチルの南翔伍代表理事は「自分もひとり親家庭で育ち、サッカー少年だったけれどスパイクも買えなかった。経済的にスポーツをあきらめている子どもたちを助けたい」と話す。
同クラブの佐藤伸也社長は「スポーツ団体の個性を存分に生かし、ひとり親の子どもの支援に社会全体で取り組むスタートにしたい」と話す。(清水敬久)