岡本はプラトーン起用の可能性もあるという(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext 米大リーグ機…

岡本はプラトーン起用の可能性もあるという(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 米大リーグ機構は現地時間11月20日、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す巨人の岡本和真と西武の髙橋光成を、全30球団に獲得可能な選手として公示したことを発表した。メジャーストーブリーグの行方に関心を寄せる現地メディアでは、さっそく両日本人選手に熱視線を向けている。

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 スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』では岡本、髙橋のポスティング申請について、「MLBのフリーエージェント期間が熱を帯びる中、日本から2人の興味深い選手が市場に登場した」などと報じている。

 同メディアは、2人の移籍先となり得る球団を挙げており、岡本に対しては、「(相手投手により使い分ける)プラトーン起用の選択肢となる可能性もあるが、優勝候補の複数チームにも適合するだろう」などと予想。その上で、ヤンキースが有力であるとして、「オカモトはベン・ライスと一塁でプラトーンを組むだけでなく、ライアン・マクマホンの三塁起用にも対応可能だ」と主張する。

 さらに、岡本のバッティングスキルにも言及し、「5~8番打者としての打撃スタイルもチームに適しており、この移籍は非常に理にかなっている」と説いている。

 そして、髙橋への評価も決して低くはない。「ローテーションの後半でタカハシのような投手力を必要とするチームは存在するはずだ」と見通しながら、菊池雄星が所属するエンゼルスを候補とした。同メディアは、「ユウセイ・キクチや、オリオールズとのトレードで加入したグレイソン・ロドリゲスの後ろを担うことが出来る」と論じている。

 加えて、「安定した投球パターンを持ち、特に昨季スピードが増した速球が武器だ」と評している他、「29歳で現在が全盛期だ」として、ポテンシャルに太鼓判を押している。

 同メディアは、その他の候補として、岡本にはレッドソックス、ダイヤモンドバックスも挙げており、髙橋にはレイズ、パドレスの球団名を並べた。両者とも交渉期間が現地1月4日までとしており、それぞれが「MLBで活躍の場を見つける可能性が高いだろう」とも見込んでいる。

 岡本、髙橋、それぞれが抱いてきた、メジャーリーガーとなる夢がまた一歩、実現へと近づいた。今後、45日間での米球団との交渉の行方が、大きな注目を集めていくことになる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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