村上、岡本ともに高い評価を受けているようだ(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、Getty…

村上、岡本ともに高い評価を受けているようだ(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、Getty Images
和製大砲への関心が高まっている。現地時間11月20日、MLB公式サイトは、今オフにFAとなった打者のパワーランキングを発表した。
同ランキングはシーズンを通じて優れた成果を上げてきた野手や投手を、同サイト記者ら識者の集計で格付けしたもの。今回は今オフにFAとなった打者版で、ともにNPBからポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指している村上宗隆(ヤクルト)は7位、岡本和真(巨人)は9位にランクインした。
すでにMLB30球団へのポスティング申請が公示され、米東部時間の12月22日午後5時(日本時間23日午前7時)までが交渉期限となっている村上について同サイトは「このオフのFA市場における最大のワイルドカードだ」と表現。期待値の高さを感じさせた。
2022年に王貞治氏のNPBシーズン本塁打記録を破る56本塁打を放ち、史上最年少で三冠王に輝いた実績や、右脇腹痛で出場が限られた今季も出場56試合で22本塁打の固め打ちを見せつけた結果を伝えた同サイトは、米球界トップのスラッガーになり得るポテンシャルも秘めながら、同時にリスクも抱えるという見方を示した。
「1年後にこのリストを振り返ると、ムラカミはトップにいるべきだったのか、トップ10の圏外にいるべきだったのか、あるいは中間のどこかにいるべきとも思うかもしれない。その展開を見るのは間違いなく興味深い」
岡本についても、村上同様に今季は故障に苦しんだと紹介。その上で「ムラカミよりも安定しているが、やや目立たない」と強調しつつ、2018年から6シーズン連続で30本塁打超えをマークし、今季も69試合で15本塁打ながら、OPSは1.014を記録した実績を報じた。
岡本も争奪戦が見込まれる。「天井はムラカミほど高くないかもしれない」と爆発力は4歳年下のスラッガーに劣るとしながらも、メジャーへの適応はよりスムーズに進むのではないかと予想されている。
なお、同ランキングの1位はフィリーズからFAとなったカイル・シュワバー。今季は大谷翔平(ドジャース)と熾烈な本塁打王争いを演じ、1本上回る56本塁打で本塁打王、そして132打点もナ・リーグトップで打撃二冠に輝いた。加えて同サイトは「2021年以降のシーズンで放った219本塁打は、ジャッジとオオタニ以外では最も多い数字」と実績を伝えた。
2位はカブスからFAとなったカイル・タッカーで、3位にはメッツからFAのピート・アロンソと、長距離砲が続いた。村上は7位、岡本は9位だが、それでも8位が今季49本塁打、118打点のエウヘニオ・スアレスで、10位が今季26本塁打、78打点で同じくホルヘ・ポランコ。この両者に負けず劣らずの高い評価が、NPBから海を渡る2人には注がれているとういことになる。
MLBのFA市場は12月上旬のウインターミーティングを経て、一気に交渉が加速する。果たして、岡本と村上を巡る交渉はいかなる結末を見るだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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