NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集ディビジョン…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集

ディビジョン2

清水建設江東ブルーシャークス

清水建設江東ブルーシャークスは、リーグワン初年度からディビジョン2と3を行き来しながらも、着実に力をつけてきた。二度目のディビジョン2挑戦となった昨季は、花園近鉄ライナーズやレッドハリケーンズ大阪といった強豪を撃破。D2/D3入替戦に臨むことになったものの残留を勝ち取り、基準を“ディビジョン2”に置くことができた。

7月から再始動したチームは、フィジカルトレーニングで徹底的に体を鍛え上げ、D1所属の三菱重工相模原ダイナボアーズとのプレシーズンマッチでも手ごたえを得た。仁木啓裕監督兼チームディレクターは「『この選手なら止めてくれるだろう』という局面でD2との違いはあったが、フィジカルを含めて戦うことができていた」と振り返る。

今季のチームスローガンは『SP』。『Set Piece』と『Specialist』の二つの意味を重ね、「ユニット単位での勝負に必ず勝つ」、「D2の中でトップレベルの武器になるものを身に付ける」という決意を掲げる。日本人選手たちが仕事とラグビーを両立する中で、それぞれの専門性を極めてチーム力を底上げ。『SP』の名にふさわしい精鋭集団としてD2の上位を狙う。

注目選手紹介

LO 安達 航洋

今季からキャプテンになった2年目のロック。夏にはチームの研修制度でフランス・トップ14のUSAペルピニャンで約1カ月ラグビー漬けの日々を送った。「より体を張って当たりに行けるようになった」と語る姿に、責任感の強い性格とキャプテンの意識がにじむ。

FL シオネ・タリトゥイ

トンガ代表として17キャップを誇る新加入のフランカー。動画や戦術確認も欠かさない勉強熱心さで、早くも信頼を集める。リーグワンは「以前見ていたよりもレベルが上がっている」と印象を語り、「フィジカリティーが高いので準備をしている」と力を込めた。

(奥田明日美)