NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集ディビジョン…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集

ディビジョン2

九州電力キューデンヴォルテクス

ディビジョン2で2季目のシーズンとなった昨季は最終節で勝利し、逆転でD2/D3入替戦を回避しての残留を決めた。しかし、トップ2入りを掲げて臨んだシーズンだっただけにチームとしては悔しさの残る結果となった。

今季は「昨季以上の成績、そしてD1への挑戦にチームとして取り組んでいきたい」と今村友基ヘッドコーチ。D2で3季目となるだけに“ホップ・ステップ・ジャンプのジャンプ”、飛躍のシーズンにしたいところだ。

課題だった得点力は一昨季の1試合平均16.2得点から昨季は1試合平均23.4得点と大きく成長。代償として失点数も増えたが、本来は守備に伝統を持つのが九州KVの強み。昨季成長を遂げた攻撃と伝統の守備、2つのバランスの最適解を見つけることができればチームとしてさらなるアップデートを遂げることは間違いないだろう。

九州ラグビー界の旗頭として日本最高峰の舞台への挑戦権をつかむために、九州電力キューデンヴォルテクスはチームスローガンの『躍動』を期す。

注目選手紹介

WTB 山田 章仁

7月に40歳を迎えた“走り続けるレジェンド”は今季も健在。年齢に影響されず常に成長を追い求める向上心の塊の一挙手一投足を見れば、明日への活力になることは間違いなし。走り続ける山田は今季も見る者に勇気を与えてくれる。

CTB 古城 隼人

昨季は食生活から見直し、パフォーマンスが向上。年間をとおしてプレーし続け確かな成長を遂げた。大事にしているのは“チームの和”であり、「みんなを巻き込むこと」を掲げる男は今季キャプテンに就任。チームを先頭から引っ張っていく。

(杉山文宣)