◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 初日(20日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd(…

ショット修正を後半のチャージにつなげた畑岡奈紗

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 初日(20日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd(パー72)

アイアンショットを左ピンに絡めた前半5番(パー3)のバーディにも、畑岡奈紗は少し首をひねった。「ちょっとドローが強かったな…」。気持ち悪さを抱えながらもブレ幅は最小限に抑えられている点を評価しつつ、それで“良し”としない。早速ラウンド中のスイング修正に取り掛かった。

直近の出場で3年半ぶりの優勝を飾った「TOTOジャパンクラシック」でしっかりとできていた、「骨盤を縦に使って(切り返して左側へ)シフトしていく」という理想の動き。いまは身体の動かし方と同じくらい、ともすればそれ以上にアドレスに細心の注意を払っている。「恥骨に重心を置いておくんです。そうすることで上半身の力が抜けて、(手を使いすぎず下半身始動で)いまやりたいスイングをしやすくするポジションを作ることができる。アドレスって、大事だなって」

理想とするスイングの動きが固まりつつある

スラスラと言語化できるのも、理解が深い証拠。現在スイング、クラブセッティングを含めてトータルで助言を受ける高田洋平氏はフィジカルセラピストとして出会い、その道の専門家だ。「高田先生は、ずっと『こういう風に動かした方がいいよ』と言ってくれていた。自分の理解の仕方が違って、うまくできていない時もあった。TOTOでは、最後に試合をやりながらそれができてきた」。復活Vで取り戻した自信には、ちゃんとした裏付けがある。

この日もきっちりと修正を施し、後半に4バーディを集中させた。最終18番も6番アイアンを握るほど2打目の距離は残っていたが、チャンスメークに成功。打っていくのが難しい下りのラインでショートしてパーにとどまったが、締めくくりのイメージは悪くない。「ちゃんとした動きができる時は、ロングアイアンでも高さが出る。そこは良かった証拠かな」とうなずいた。

8度目の出場で初の最終戦タイトルへ

2021、23年と2度の2位フィニッシュがある最終戦の舞台で首位と3打差の5アンダー3位と上々のスタートを切った。得意コースでショットがさえれば、あとはパッティング次第。エリートフィールドでも自信を持って優勝争いに加わっていけるはずだ。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)