女子テニスの国別対抗戦「フェドカップ・決勝」がいよいよ幕を開けようとしている。アメリカ対ベラルーシのオープニングマッチが目前に迫っており、勝敗の行方を占う上でも開幕戦に注目が集まりそうだ。今大会のオープニングマッチには、世界ランキングで10…

女子テニスの国別対抗戦「フェドカップ・決勝」がいよいよ幕を開けようとしている。アメリカ対ベラルーシのオープニングマッチが目前に迫っており、勝敗の行方を占う上でも開幕戦に注目が集まりそうだ。

今大会のオープニングマッチには、世界ランキングで10位につけているココ・バンダウェイ(アメリカ)が出場する予定で、アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)と対戦を控えている。

バンダウェイは金曜日に「ベストを尽くせばいい」「自分が最初の試合を担当しようと、2番目の試合を担当しようと関係ない。チーム皆のためにコートに出て一生懸命戦うだけだ」と語っており、否が応にも緊張感の高まる開幕戦でのびのびとプレーできるかが流れにも影響しそうだ。

また、膝の怪我から休養していたスローン・スティーブンス(アメリカ)が急遽復帰し、アリナ・サバレンカ(ベラルーシ)との対戦を予定している。「全米オープン」の覇者で、現在はランキング13位につけているスティーブンスが「フェドカップ・決勝」でどんなプレーを見せるのかも一つの見所になりそうだ。

スティーブンスは先週、膝の怪我を理由にリタイアしたものの、屋内ハードコートでならすでにプレーできると言い、「コートに戻るのが本当に楽しみだ」「ファイナル戦に出場できるのがとても嬉しい。いい週末になることを祈っている」と話しているという。

アメリカ・フェドカップチーム監督を務めるキャシー・リナルディは、「週末は勝てる試合ができると思っている」「互いを支え合いながら、絆の強いチームとして戦うつもりだ」と話している。

アメリカチームはビリー・ジーン・キングがキャプテンを務めていた2000年に、17回目のフェドカップタイトル獲得という記録を打ち立てたが、 以降は 2003、2009、 2010年にファイナル戦まで上り詰め敗北して終わっている。今回、アメリカが再びタイトルを獲り返せるかどうかにも、注目していいだろう。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※「フェドカップ・決勝」の開幕戦に出場する予定のココ・バンダウェイ(写真は「全豪オープン」の時のもの)

(Photo by Michael Dodge/Getty Images)