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11月19日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング22位)が『FIBAワールドカップ2027アジア地区予選Window1』に向けた直前合宿を公開。Bリーグでは名古屋ダイヤモンドドルフィンズを西地区上位へ導いている齋藤拓実が取材に応じた。
これまでに2021年から2022年にかけて行われた『FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選』や、2023年の『第19回アジア競技大会』に出場し、トム・ホーバスヘッドコーチのバスケットも経験した齋藤。久しぶりの代表招集については「ずっと日本代表の試合は見ていたので、率直に嬉しいという気持ちがあるのと、早く自分が求められている役割っていうのをしっかりコートで表現できたらなと思ってます」と、意気込みを語った。
強力なガード陣を擁するチャイニーズ・タイペイと対戦するにあたって重要となるガードポジションの選考では、代表常連の富樫勇樹に加え、得点力の高いベテランガードの安藤誓哉やディフェンスに定評のある若手も召集されている。そんな熾烈なロスター争いにおいて「ペイントアタックした時の状況判断だったりというのはすごく大事になると思うんですけど、そこは僕がBリーグでずっとチームでやっていることと同じだと思うので、自分で点数取るのか、しっかり周りの選手を生かしながらやっていきたいなと思います」とアピール。
「齋藤選手は随分前から好きだった」と打ち明けた指揮官は「河村(勇輝)と富樫がいたから、3人小さいポイントガードはあまり良くないかなと思っていた。いま河村がいないから齋藤選手のペイントアタックが必要だと思った。彼はビッグマンとのオンボールの判断がすごい上手」と、この数年召集していなかった経緯を説明しながらも高評価。『FIBAアジアカップ2025』では課題とされたポイントガードのポジションにおいて、新たな戦力に希望を見出している。
『ロス2028オリンピック』への出場へも繋がっていく今大会だが「(ロス五輪は)僕としては先にはなると思うので。どっちかというと今回のWindow1のチャイニーズ・タイペイも負けられない試合になるので、まず1試合1試合の目の前の試合でしっかり結果を出していきたいなと思います」と、力を込めた。