◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(20日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7117yd(パー70)◇晴…
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(20日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7117yd(パー70)◇晴れ(観衆2101人)
例年のパー5からパー4に変更された4番の平均スコアは「4.595」、対パーは+1.595で、開幕前の予想通り18ホールで最難関だった。石川遼はこの難所を後半に迎え、1Wショットを左ラフへ。4UTでフライヤーした球をグリーン左奥のバンカーに落としながら、懸命に2mに寄せてパーを拾った。
2アンダー9位で滑り出した一日を「きょうは難しいバンカーをたくさん打った」と振り返る。バーディが先行した13番は1Wショットをグリーン右のバンカーに入れた後、20yd近い距離をピンそば1.5mに絡めた。
3mを流し込んだ16番、3Wで2オンに成功した後半7番(パー5)のバーディ以上に、耐えたシーンが光る。左の林から低く出してグリーン右奥まで運んだ8番もバンカーからサラリと寄せてパーセーブ。3バーディ、1ボギーの「68」は「本当に攻めどころが少ない。どれだけ良いティショットを打っても、本当に難しい」コースの要望に丁寧に応えた結果だった。
連覇による5勝目がかかった前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」は予選ラウンドで出遅れて30位に終わった。シーズン終盤に続く次のビッグトーナメントである本大会は、石川にとって“鬼門”と言える。最高位は2008年の2位で、その後のトップ10入りは2020年(8位)だけ。14回の出場ですべて決勝ラウンドをプレーしていても、フェニックスCCは苦手な部類に入る。
それだけに「フェニックスをどうやって攻略していくかは、自分の中でもすごいモチベーションにはなっている」。左右からせり出した木々を、ドロー、フェードを操ってかわすテスト。「結構軟らかく、砂が下に多い洋芝。その分、縦距離にも影響が出る。ボールも沈みがちなので、注意しながらやらなきゃいけない」とフェアウェイ上でも繊細なインパクトが求められる。
「あと3日間あるので、なかなか気は抜けないなという感じです」。15回目の出場で初の60台の滑り出しにも、表情に満足感は漂わなかった。(宮崎市/桂川洋一)