<第五十六回明治神宮野球大会・高校の部:九州国際大付11-1神戸国際大付>◇19日◇決勝◇神宮 19日、明治神宮大会決勝…

<第五十六回明治神宮野球大会・高校の部:九州国際大付11-1神戸国際大付>◇19日◇決勝◇神宮

 19日、明治神宮大会決勝戦が行われ、九州国際大付が11対1で神戸国際大付を破り、初優勝を収めた。率いるのは元プロ野球選手の楠城祐介監督。明治神宮大会の高校の部がスタートして元プロ監督が神宮大会優勝監督になるのは史上初となる。

 楠城監督は小倉、青山学院大、パナソニックを経て、08年のドラフトでは楽天5位指名を受け、プロ野球選手となった。楽天、ヤクルトでは5年間プレーし、一軍通算4試合に終わり、13年に現役引退。

 16年2月から九州国際大付のコーチに就任し、23年8月下旬に監督となった。昨秋の県大会2回戦では楠城監督の母校でもある小倉にコールド負け。この夏も圧倒的な戦力で勝ち上がったが、決勝戦で西日本短大付に1対10で敗れた。こうした悔しい敗戦を乗り越えて神宮大会優勝となった。

 試合後の優勝インタビューでは、「素晴らしい選手に恵まれて、感無量の気持ちです」としみじみと語った。この大会では出場校に対して敬意を払って戦った。

「こちら(東京)に来てから、超強豪校の方々と対戦させてもらっているので、試合中から学ばさせてもらおうという気持ちで戦いました」

 明治神宮大会では投打ともに能力を発揮したが、課題は多いと実感している。

「課題もたくさん出て勝たせてもらったんですけど、やるべきことはありますので、今回できなかったことを一冬で鍛え上げて春を迎えたいと思います」

 今大会、選手たちの持ち味を引き出すことに腐心した楠城監督。元プロ監督が神宮大会制覇という新たな歴史を残した。