聴覚障害者のための国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」(朝日新聞社など協賛)は19日、東京などで第5日があり、卓…
聴覚障害者のための国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」(朝日新聞社など協賛)は19日、東京などで第5日があり、卓球は女子ダブルスの山田瑞恵、山田萌心(もえみ)組が銅メダルを獲得した。亀沢理穂、木村亜美組は8強。男子ダブルスは川口功人(こうと)、伊藤優希組が2回戦敗退。亀沢史憲、灘光晋太郎組は1回戦で敗れた。
女子ダブルスの山田瑞恵、山田萌心組の準決勝の相手は強豪の中国だった。第3セットは9―10から追いつき2度リードしたが取り切れなかった。ストレート負けを喫した山田萌心は「中国は我慢強くて大事なところでミスをしない。そういうところが強かった」と振り返った。
普段は東京で社会人生活を送る山田瑞恵と、島根で高校に通う山田萌心。デフリンピックに向けて月1回の合宿や、山田瑞恵が島根に通いペアの息を合わせてきた。
今大会で卓球の日本勢としてメダル第1号となった。山田瑞恵は「自国開催でどうしてもメダルがほしかった。2人で力を合わせてとれたのでうれしい」とほほえんだ。