19日、前ロッテの西村天裕投手(県和歌山商)が自身のSNSで現役引退を発表した。県和歌山商では140キロ中盤の速球を投げ…
19日、前ロッテの西村天裕投手(県和歌山商)が自身のSNSで現役引退を発表した。県和歌山商では140キロ中盤の速球を投げ込む速球派右腕として注目され、帝京大では最速154キロをマークする剛腕へ成長。しかしドラフト直前の怪我で指名漏れを味わった。NTT東日本の2年間で、実績を掴んで、17年のドラフトでは日本ハムから2位指名を受ける。
1年目から26試合登板するなど即戦力として活躍。23年からロッテでプレーし、いきなり44試合登板で防御率1.25と好成績を残す。しかし24年から登板機会が減り、今季はわずか1試合登板に終わり、戦力外通告を受けた。
12日のトライアウトでは最速145キロの速球、スプリットを武器に打者3人相手に1奪三振、1安打と実力の高さを示したが、獲得球団はなかった。現役生活に区切りをつけた西村はファンに感謝の思いを綴っている。
通算184試合登板で、7勝2敗1セーブ、33ホールド、防御率3.77だった。