◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6595yd(パー71)…
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6595yd(パー71)
50位以内が来季シード圏内のメルセデスランキングにあって、ルーキー都玲華は49位で事実上の最終戦に臨む。51位~55位までは前半戦出場権の“準シード”を得られるが、一年通してスケジュールを立てられることを思えば重要な局面。「人が、というよりは自分が一生懸命頑張ろうという気持ちで臨んだ方がいい」と雑念を払って挑んでいく。
前週「伊藤園レディス」の予選落ちも、シード争いのプレッシャーの影響とは思っていない。「もちろん意識しないといけないところではあるけど、意識しすぎてうまくプレーできなかったという感じではなくて」。シーズンを通して悩んできたパッティングと、ボギー後のメンタルという課題の点を反省している。
「“今のは仕方がない”と切り替えて次の一打に集中したいところも反省しながら打っちゃったり。引きずる感じがあったよねってキャディさんと話しました。そういう部分をうまくコントロールできるようにならないと上位では戦えないのかな」。夏頃に数多くのゼロトルクパターを試したり、「目を閉じて打ったり、カップを方向に向いたまま打ったり」と試行錯誤も続く。
次週のシーズン最終戦で国内メジャーの「リコーカップ」(宮崎CC)は出場者が今季優勝者、ポイントランク上位者ら40人に限られるため、今週が“自身最終戦”になる可能性が高いが、来季に向けてやるべきことは多い。まずは「ヒントを見つけたかも」というパッティングでテークバック時の手の角度を意識するプレーを心掛ける。
今週の開催コースは昨年4月、下部ツアー「大王海運レディスオープン」で同ツアー史上6人目のアマチュア優勝を飾った場所だ。故郷・徳島と同じ四国でもあり、初体験のコースが多かった今季にあって、情報が頭にある数少ないコースと言える。「やりやすさも、同時に怖さもあるけど、コースマネジメントを理解している分、良い方に生かしたい。(優勝の時は)結構難しいと思う16番のパー3で10ydぐらいのバーディパットが入ってくれたのは覚えています」。経験値も武器にして厳しい戦いを乗り切りたい。 (愛媛県松山市/石井操)