◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)…

前週「伊藤園レディス」を満身創痍で駆け抜けた吉田鈴

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)

吉田鈴のルーキーシーズン最終戦はまさに正念場になった。来季シード権が得られるのはメルセデスランキング50位まで。吉田はここまでシーズン全34試合中、出場権のなかった2週前「TOTOジャパンクラシック」を除く33試合に出て、3度のトップ10入りを果たして440.11ptを積み重ねたが、シード圏にぎりぎり届かぬ51位にいる。50位の櫻井心那と24.76pで、逆転には本大会で最低単独23位(25.5pt)以上が必要だ。

吉田はシーズン終盤で「悪くても毎試合20ptを獲れれば」と意識していたという。最終戦を前に「(ランク)50位でも、51位でもやることは変わらない。“勝負だな”ということを分かっていないといけない。(いつもと違うのは)その辺だけ」と淡々と心中を明かした。

落ち着いた気持ちで今週を迎えられるのは、前週のアクシデントを乗り越えたことが大きいかもしれない。「伊藤園レディス」開幕前のトレーニングで左首を痛めた。「クラブも振れなくて、病院に行って痛いけど“治るなら何でもいい”とブロック注射をして。ハリも (左首だけで)100本は打ちました」という。「調子が良かったからフロントスクワットで重量を上げたらちょっと負荷をかけすぎちゃって」と強化を意識した体づくりが裏目に出てしまった。

それでも、欠場せずに41位でフィニッシュした。ショットの飛距離が15ydは落ちていたが「“出球だけは揃ってくれ”と思っていたら奇跡的に。先週は振れていなかったけど、今週は思い切って振っていきたい。90%ぐらいは戻ってきている」と意気込んだ。ルーキーイヤーでのシード奪取となれば、ランク55位以内の前半戦出場権はほぼ手中にしている。「自分のベストを尽くしてダメだったらしょうがない。持っている力を順位に捕らわれて出せなかった、ということはしたくない」と話した。(愛媛県松山市/石井操)