11月30日(日)に東京競馬場で行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。欧州でG1・3連勝中のカランダ…
11月30日(日)に東京競馬場で行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。欧州でG1・3連勝中のカランダガンを迎え、マスカレードボールやクロワデュノールなどの好メンバーが府中で激突する。東京競馬の年内ラストを飾る大一番でかつて生まれた記録とは。調教師にスポットを当て、ベスト3をランキング形式で紹介する。
ジャパンCで3勝を挙げたトレーナーはおらず、複数勝利も6人のみ。2着以下の着度数も参考にトップ3を出した。
■3位 国枝栄師 2勝、2着1回
2勝はともにアーモンドアイによるもの。18年は1000m通過59.9秒のミドルペースを内3番手から運ぶと、直線でも手ごたえ楽に突き抜け、世界レコードともいわれる2分20秒6の衝撃レコードで駆け抜けた。翌年は同馬が天皇賞(秋)→有馬記念のローテだったため、カレンブーケドールを送り込むと、見せ場たっぷりの2着。20年にはふたたびアーモンドアイで挑み、コントレイル、デアリングタクトとの“世紀の三冠馬対決”を制してみせた。
■2位 角居勝彦師 2勝、2着2回、3着4回
レース初出走となった04年にデルタブルースで3着。07年には3頭を出走させ、ポップロックが2着に入った。08年は2頭体制で挑み、ウオッカが3着と惜しい競馬が続いたものの、09年に同じくウオッカで待望のタイトルを獲得。その後も10年ヴィクトワールピサ、12年ルーラーシップで3着、13年デニムアンドルビーで2着と好走を続ける。14年にはエピファネイアで参戦し、4馬身差の衝撃的な走りで、ジャパンC2勝目を飾った。
■1位 松田博資師 2勝、2着3回
初挑戦となった05年はアドマイヤジャパンで4番人気、11着に終わったが、翌年にはドリームパスポートで5番人気2着と見せ場。初制覇は07年のアドマイヤムーンで、5番人気、単勝10.9倍の評価を覆してのものだった。10年にはブエナビスタで挑み、1位入線ながら2着降着という憂き目にあったものの、翌年も同馬を送り込んで白星をゲット。16年春の定年引退を控え、最後のジャパンC出走となった15年は7番人気のラストインパクトで2着だった。
ほかに複数勝利を挙げているのは3名。M.スタウト師は96年シングスピール、97年ピルサドスキーで連覇しており、異なる馬での連勝は唯一。石坂正師はジェンティルドンナで12年、13年に勝利。友道師は17年にシュヴァルグラン、昨年ドウデュースで制した。