◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)…

米ツアー最終予選会前の貴重な実戦

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)

来季の米ツアー生き残りをかけた最終予選会(Qシリーズ)を2週後に控える渋野日向子は「やるべきことはこれまでの試合と変わらず。しっかり自分のルーティンをやりきる。景色だったり、いろんなものに邪魔されないようにそのゴールに集中してやること」と語った。11月「樋口久子 三菱電機レディス」(13位)以来、今季6試合目の国内競技を意味あるものにしたい。

米ツアーの今季自身ラストマッチとなった「アニカ driven by ゲインブリッジ」から17日(月)に帰国し、前日は会場入りにとどめてハード日程からの回復に努めた。開幕前日のこの日はプロアマで18ホールを回り、2019年に優勝したコースをチェックした。「グリーンが結構硬くて、アンジュレーションで微妙なラインもあるなと思った。すごくタッチが難しいなと思いました」と4年ぶりに回るコースの記憶を呼び起こした。

納得のいくゴルフをやりきりたい

前回出場の21年大会と比べ、9番のパー5は495ydから515ydに、14番は395ydから420ydに距離が伸び、総距離で50yd変わった。「3番とかパー3で結構難しいと思うけど、毎年伸ばし合いになるコース。しっかりフェアウェイキープ、パーオンをしていかないとスコアにならないので、まずは“普通のゴルフ”ができるように」と警戒した。

「―ゲインブリッジ」では2日目にダブルボギーを喫して流れを作れず「75」と崩れて予選落ちした。Qシリーズまで「時間はない」と最終調整の場になる。「4日間戦っていいイメージを作っていきたいなと思っている。そういうチャンスを(推薦出場で)頂けたので(期待に)応えられるようにというのは少し言い方がおかしいけど、自分の納得のいくゴルフができるように頑張りたい」と話した。(愛媛県松山市/石井操)