「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」で、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は11月10日に、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)との準決勝にストレートで勝利し、決勝への切符を手にした。カウントは4-1、4-3(6)、4-1の3-0で、試…

「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」で、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は11月10日に、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)との準決勝にストレートで勝利し、決勝への切符を手にした。カウントは4-1、4-3(6)、4-1の3-0で、試合時間は1時間だった。

ルブレフは、グループAで、1位通過したチョン・ヒョン(韓国)、デニス・シャポバロフ(カナダ)らと同組になり、第1シードながら、2勝1敗の2位で準決勝に進出してきていた。

他方で、チョリッチはグループBで、3連勝して勢いをつけた1位での通過だった。第2シードのカレン・カチャノフ(ロシア)に勝利したほか、ジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)、ダニール・メドべデフ(ロシア)を連続で倒し、決勝トーナメントでも優位に試合を展開するのではないかと見られていた。

実際には、試合の蓋を開けてみると、ルブレフが終始、優勢なスコアを維持していた。第1セットでは、最初のリターンゲームとなった第2ゲームで、早速ブレークを達成すると、そのままお互いにキープ。ルブレフが先取した。

第2セットは一転して、お互いにキープを続ける展開。タイブレークにもつれ込んだが、一進一退の攻防をルブレフが制して、2セットを連取する格好となった。

さらに、3セット目も、ルブレフが、第2ゲームで早々にブレークすると、お互いにキープを続ける流れに。結局、ルブレフが、決勝の舞台で戦う権利を手にした。チョリッチは3連勝と勢いに乗って準決勝に進出してきていただけに、ストレート負けを予期していたファンは少なかったかもしれない。

「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」としては最初の決勝戦で、ルブレフは、予選のグループAで対戦し惜敗した、チョン・ヒョンと再び合間見える。雪辱を果たせるかどうかも見所の一つになりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※アンドレイ・ルブレフは「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」の決勝戦で予選で惜敗したチョン・ヒョンと再び合間見える(写真は「チャイナ・オープン」の時のもの)

(Photo by Etienne Oliveau/Getty Images)