<大相撲十一月場所>◇十日目◇18日◇福岡・福岡国際センター【映像】親方を笑顔にさせた「若手力士の死闘」 17歳“天才”…

<大相撲十一月場所>◇十日目◇18日◇福岡・福岡国際センター

【映像】親方を笑顔にさせた「若手力士の死闘」

 17歳“天才”小兵と16歳力士が全ての力を出し尽くすかのような死闘を繰り広げた。土俵いっぱいを使った“変化球”な相撲にファンが大いに沸いた。また取組を見守っていた親方陣も目を合わせて思わず笑顔になる姿に「笑ってるw」などと反響が寄せられた。

 それは序二段五十一枚目・康誠(秀ノ山)と序二段五十三枚目・醍醐桜(高田川)の取組だった。

 康誠はかつて“天才相撲少年”として注目を集めたこともある佐賀県武雄市出身の力士。身長165センチ、体重74.3キロと小柄な体格の17歳だ。

 一方の醍醐桜は令和六年三月場所に初土俵を踏んだ16歳力士。身長174.5センチ、体重133.9キロと年齢のことを考えるとかなり恵まれた体格といえる。

 そんな両力士は立ち合い直後から激しい相撲を繰り広げた。突き押しに土俵を割らない康誠、素早い動きをこらえる醍醐桜。1分20秒を超える頃、康誠が醍醐桜の左腕を強引に掴み、体を低く構え寄り切った。康誠は2勝3敗、醍醐桜は1勝4敗となった。

 若い力士同士の白熱の一番に館内は大きく沸いた。ネットには「見応えある取組で、瞬きするのも惜しいくらい食い付いてしまいました」「康誠と醍醐桜は面白かった」「力出し切ったね」などの声が寄せられていた。

 また向こう正面の大島親方と高砂親方も若い2人の白熱した相撲に手応えを感じたのか、顔を合わせて笑顔になる一幕も。相撲ファンは「笑ってるw」「親方の姿にほっこり」などと反応していた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)