2025年の第五十六回明治神宮野球大会(神宮)は19日、高校の部で決勝が予定されている。神戸国際大付(近畿・兵庫)と九州…

2025年の第五十六回明治神宮野球大会(神宮)は19日、高校の部で決勝が予定されている。神戸国際大付(近畿・兵庫)と九州国際大付(九州・福岡)が、ともに初優勝をかけて対戦するが、「神宮枠」をかけた戦いにもなる。

 初優勝を狙う九州国際大付は大型スラッガー・牟禮 翔外野手(2年)、大型左腕・岩見 輝晟投手(1年)などタレント揃いだが、評価急上昇中なのが3番ショート・吉田 秀成内野手(1年)だ。岩見とともに1年夏から、レギュラーで活躍した。秋の九州大会では14打数5安打。明治神宮大会では山梨学院戦で適時二塁打を打つなど計2試合で7打数3安打の活躍を見せている。

 右投手、左投手問わず、正確に打ち返すバットコントロールの高さは頼れる存在となっている。打撃以上に光るのが守備。シートノックから目線の位置が安定し、捕球技術、送球技術ともに高水準。2試合で計7失策と粗っぽいプレーする選手が多い九州国際大付において最も安定していて、華麗な守備を見せる吉田の評価は現場内、高校野球ファンから急上昇している。

 決勝戦ではヒーローと呼ばれる活躍を見せることができるか注目だ。