ヤンキースは今井獲得にどれだけの資金を注ぐのか(C)Getty Images 名門の投手強化に、やはりこの男の腕が求めら…

ヤンキースは今井獲得にどれだけの資金を注ぐのか(C)Getty Images

 名門の投手強化に、やはりこの男の腕が求められている。

 ニューヨークメディア『heavy』が現地時間11月17日に配信したトピックにおいて、ヤンキースの先発補強について論じており、西武からポスティングでのメジャー挑戦を目指す今井達也の獲得について占っている。

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 同メディアは、来季ワールドシリーズ進出を果たすための戦力として、先発ローテーション強化の必要性を主張。ゲリット・コール、ルイス・ヒル、マックス・フリード、キャメロン・シュリトラーが先発陣の中心であるとして、「十分強力なローテーションだが、このオフシーズンの最優先事項は、FAのエース級投手を獲得すること」と見込んでおり、その候補として今井を挙げている。

 日米のスカウトの反応から、今井とヤンキースの関係を「相性の良さが評価されている」などと伝える同メディアは、地元球団の日本人右腕獲得を切望。先発としてのスキルについても、「速球で力強さを見せつけつつ、球速差のあるスライダーや他の球種で緩急を与えられるイマイは、確かなインパクトをもたらす武器を持っている」と説いている。

 そして、ヤンキースが現状で今井に強い関心を示していると説きながらも、「彼の獲得には競争がつきまとうだろう」と警戒心を示す。その上で、米メディア『The Athletic』の予想として、「メッツ、カブス、ドジャースを最有力候補に挙げている」と綴っており、さらに、「イマイには 8年1億9000万ドルの契約が予想されている」と指摘する。

 トピックでは、「ヤンキースファンにとって懸念となりそうな別の報道によると、ブルージェイズもイマイに興味を示しているようだ」などとも綴っている。同メディアは、多くの球団の動きに触れるとともに争奪戦の激化を避けられないと捉え、「イマイを本気で獲りに行くなら、ヤンキースは結局のところ“金で押し切る”しかない」と論じている。

 今オフの移籍市場における今井の注目度は高まるばかり。この先、新天地決定の瞬間まで、現地報道も過熱の一途を辿っていくことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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