<大相撲十一月場所>◇十日目◇18日◇福岡・福岡国際センター【映像】問題視された女性の奇声 まさかの「着信音」も 幕内復…
<大相撲十一月場所>◇十日目◇18日◇福岡・福岡国際センター
幕内復帰を目指して奮闘を続ける十両四枚目・朝乃山(高砂)が、十両三枚目・大青山(荒汐)を土俵際で寄り倒し、勝ち越しにあと1勝と迫る7勝目を挙げた。取組前から館内には朝乃山への大歓声が起こったが、突如、女性の奇声が響くと様相は一変。“待ったなし”直後に携帯の着信音まで響く様子に「奇声だらけやな」「変な叫び声」「電話は酷い」「電話まで鳴るし」といった驚きの声、さらに愕然とした反応が相次いで寄せられた。
朝乃山への声援が館内に響く中、両力士は粛々と仕切り動作を繰り返していく。そんな中、突如「朝乃山(その後、聞き取れず)」といった女性の甲高い奇声が館内に響き、笑いが起こった。
さらに「待ったなし」の掛け声とともに行司の軍配が返ったが、直後に「プルルルル…」と携帯の着信音が鳴り響く音をカメラが拾うと「電話まで鳴るし」「電話は酷い」「電話切っておいて」などファンは愕然とした。
その後、一度目の立ち合いは朝乃山がつっかける格好に。二度目の立ち合い、頭からぶつかった両者。鋭く左上手を引いた大青山が左からの投げを打つが、これを堪えた朝乃山が右を差して投げを打ちながら左上手を引くと、形勢は逆転。
大青山も左腕を首に回して懸命の投げを打つも、ジリジリと前に出た朝乃山が体を預けるように寄り倒した。大青山はうっちゃりを見せたが及ばず。自らの体が土俵に早く落ちてしまった。
迫力の結末に館内割れんばかりの拍手と歓声が響いたが、ここで指笛が繰り返し響く。これにファンも反応し「指笛はアカン」「いい相撲が台無し」といった声も。一方では「いい相撲」「朝乃山の意地を見た」と興奮気味の声も聞かれた。敗れた大青山は2敗目(8勝)を喫した。
「大声を声援と勘違いしてる」「声援は構わんが立ち合いは静かに」「まったなしと言ってるじゃないか」など、その後も観客の振る舞いに反響は広まった。ABEMAでは前日九日目に前頭筆頭・若隆景(荒汐)と小結・高安(田子ノ浦)の取組で実況を務めた藤井康生アナウンサーが苦言を呈す場面があったばかり。
日本相撲協会は「大相撲観戦時のお願い」として「相撲場内外でみだりに気勢を上げ騒音を出す行為」「その他相撲競技の進行及び施設管理の運営に妨げとなる、または他のお客様に迷惑を及ぼすと判断する行為」等を“お断り”としている。(ABEMA/大相撲チャンネル)