1勝1分けに終わった日韓戦を韓国メディアが総括した(C)産経新聞社 11月15、16日に東京ドームで行われた野球の国際親…

1勝1分けに終わった日韓戦を韓国メディアが総括した(C)産経新聞社
11月15、16日に東京ドームで行われた野球の国際親善試合『ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国』の2試合で、日本代表「侍ジャパン」は1勝1分けという結果に終わった。
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初戦は11-4と快勝した日本だったが、点の取り合いが展開された2戦目は7-7の引き分け。日本は9回二死からクローザーの大勢が韓国のキム・ジュウォンに同点ソロ本塁打を浴び、土壇場で白星を逃がす形での悔しいドロー決着となった。
両国とも、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた、選手選考の意味合いが強いゲームでもあったものの、久々の“日韓戦”は当然、両チームの選手が結果への強いこだわりも見せた2連戦だった。その中で、16日の試合での引き分けにより対日本戦の連敗を「10」で止めた韓国の国内では、今回の日本との試合における、攻守それぞれの分析も行われている。
韓国メディア『スポーツ朝鮮』の11月17日配信の特集記事では、韓国チームの2試合目の結末を称えながらも、シリーズ全体を通して、「依然として克服が難しい日韓のレベル差も明らかになった」と指摘している。
同メディアは、韓国の投手の不振ぶりを強調する。韓国プロリーグで導入されている自動ボール判定システム(ABS)の下でプレーしている韓国投手が、今回の2試合では、通常通りの球審が判定する形式だったことなどから制球が定まらなかったと説明。「若いパワーピッチャー中心で構成された投手陣は、国際大会での経験不足という限界を克服できなかった」と振り返り、他にも、「日本投手陣の実戦での配球やゾーンの使い方は、参考になる部分が多かった」などと綴っている。
一方で、2試合で4本塁打を記録するなど奮闘した打線には、「予想していた以上に活発だった」と評価。1試合目でのアン・ヒョンミン、ソン・ソンムンによる連続本塁打もフォーカスしながら、「『いつでもスタンドに運べるパワーを持つ韓国打線』というイメージを日本に植え付けた」と印象を記している。
また、守備、走塁では「日韓のレベル差は特に感じられなかった」と説いており、送球によるエラーが1つあったとしながらも、「韓国野手陣は集中した守備を見せた」などと自国選手のプレーを評している。
2連戦で明らかになった課題は少なくないが打線や守備面での掴んだ手応えは、韓国チームにとってWBC本番への自信と、成長への糧となるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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