ワールドシリーズでは先発、中継ぎとフル回転したグラスノー(C)Getty Images ドジャースのタイラー・グラスノー…

ワールドシリーズでは先発、中継ぎとフル回転したグラスノー(C)Getty Images

 ドジャースのタイラー・グラスノーが、専門メディア『Dodger Blue』がのインタビューに応じた。同メディアの公式YouTubeチャンネルが、現地時間11月17日までに、その様子を収めた動画を公開した。

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 グラスノーはワールドシリーズ第3戦に先発し、第6戦は9回途中から登板し、セーブを記録。第7戦も連投し、2回1/3を投げた。ポスシーズンは防御率1.69と奮闘した。

 先発がメインだったが、救援ではどうマインドを整えたのか。

「ブルペンで電話が鳴った時のアドレナリンは、いつだってかなり異常だよ。でも、ピッチングはピッチングなんだ。マウンドに上がれば、何百回とやってきたことだから、『調子が悪い』って感じる言い訳や感情は本当はないんだ。マウンドに立てば、自分が何をすべきか分かっている」

 その上で学習したことは「あの余分なアドレナリンのおかげで、先発の時ほど準備する必要がないってことだ」という。「だから、すごく早く事が進むんだ」と10球少々のウォーミングアップにも対応できた。

 ただ、第7戦は3番手で力投を続けていた中、6回に4点目を失い、突き放された。そして、3-4で迎えた9回一死。ミゲル・ロハスに起死回生の左越え同点ソロが飛び出した。

 その局面での心境を問われた右腕は「俺が失点した後だったし、座って『頼む、ミギー』って思ってたんだ。そして彼がホームランを打った時、それはもう純粋な幸福感だった。俺の脳はもう…信じられないくらいだったよ」と興奮気味にまくし立てた。。

 ロハスのことは「俺たちのクラブハウスのすごく大きな部分を占めていて、リーダーなんだ」と強調。表には目立たない献身性も高いとあって「彼がそれ(同点ホームラン)をやったってことが、まるで物語のような瞬間で、『これは何か別の力が働いているな』って感じだった」と振り返った。

「何か別の力」に導かれたドジャースは、延長11回の末にブルージェイズを振り切り、球団初の2年連続世界一を達成。「このチームの一員でいるために、何でもする。水だって運ぶし、必要なことは何でもやる。俺たちは勝たなきゃいけない。その一員になれて、ただただ嬉しいよ」と誇らし気だった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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