◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(16日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り(観衆432…
◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(16日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り(観衆4325人)
脇元華がプロ8年目で悲願のツアー初優勝を手にした。12月中旬にヘルニア手術を受ける腰痛を抱えながら、首位を2打差で追いかけた最終日に圧巻の「65」をマークした背景に、ドライバーへの信頼感があった。
脇元は2週前の「樋口久子 三菱電機レディス」で、今季開幕時に使っていたドライバー「ピン G440」を再投入した。「ピンのドライバーには元々曲がりにくいってイメージがあって」。腰痛で飛距離が落ちたことと向き合い、優先順位を少しでも飛距離の稼げるタイプから球筋に安定感をもたらすものに置き換えた決断だった。
狙いはドンピシャで当たった。大会3日間のフェアウェイキープ率は95.2%(40/42)でトップ。特に初日に続いて最終日も100%を記録。2打目の距離が残っても、より良いライからグリーンを狙うマネジメントでパーオン率は94.4%(17/18)となり、8バーディ量産につながった。
もう一つ当たったクラブ構成がある。5番ウッドに代えて、3番ユーティリティを投入したこと。「今週のコースは180ydを打てることが必要だった。今の私には5Wで抑えて打つ選択肢もあったけど、それをすると当たりが薄くなることがあって」。フルショットで180ydを打てるクラブが、ピン G425の3Uだった。「一日に1度、出番があって、それが結果につながった」。最終日は実測183ydの7番(パー3)で使い、ピン2mへ。5番からの3連続バーディにつながった。
<最終日のクラブセッティング>
1W:ピン G440 MAX(9度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダー NXゴールド(重さ50g台、硬さS)
3W:テーラーメイド Qi35(15度)
シャフト:スピーダー NX ブラック(50g台、硬さS)
ユーティリティ:ピン G425(3番19度、4番22度、5番26度)
シャフト:スピーダー TRハイブリッド(75g、硬さS)
アイアン:スリクソン ZX5(6番―PW)
シャフト:藤倉コンポジット TRAVIL(85g、S)
ウェッジ:フォーティーン RM-22(47度、52度、58度)
シャフト:藤倉コンポジット MCI(90g、S)
パター:スコッティキャメロン P5・SSS
ボール:テーラーメイド TP5