遊撃手を主戦場としているデバニー(C)Getty Images あとわずかのところで手に出来なかった日本一。藤川球児体制…

遊撃手を主戦場としているデバニー(C)Getty Images
あとわずかのところで手に出来なかった日本一。藤川球児体制下での悲願達成のため、猛虎の助っ人補強は水面下で進んでいるようだ。
現地時間11月16日、米ピッツバーグの日刊紙『Pittsburgh Post Gazette』のコリン・ビーズリー記者は、地元球団パイレーツに所属する大型遊撃手のカム・デバニーが阪神と契約合意したとすっぱ抜いた。
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適材適所な補強となるかもしれない。25年シーズンにセ・リーグで独走優勝を遂げた阪神だが、遊撃のポジションは固定できず。小幡竜平、木浪聖也、熊谷敬宥を併用しながらシーズンを戦い抜いたものの、大きな影響力をもたらすには至らなかった。
当然ながらファームでもがく山田脩也や百﨑蒼生、佐野太陽などの底上げが待たれるところではある。だが、先述の1軍メンバーの競争力を高める意味でも、現在28歳のデバニーの獲得は理に適う。藤川阪神の数少ない「穴」を埋めうる人材ではないか。
今年にメジャーデビューを果たしたデバニーだが、MLB出場14試合で打率.139と目に見える結果は残せず。遊撃以外に、二塁、三塁、左翼を守るユーティリティー性は評価されたものの、3A(マイナー)が主戦場となっていた。
ただ、ポテンシャルは確かだ。3Aで103試合に出場した今季のマイナーでは、打率こそ.266ながら、20本塁打、OPS.846、長打率.493、ISO(長打率から打率を抜き、純粋なパワーを推し量る指標).277をマークしており、中距離砲として期待が出来る。また、長打になる確率を表す指標であるバレル率が14.2%を誇るプルヒッターで、右打者に有利とされる甲子園向きとも言えよう。
実際、米メディアでもデバニーの日本行きに関する情報が飛び交っている。各国球界のあらゆる移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』は「パイレーツでのデバニーの将来は疑問視されていた」としつつ、マイナーでの働きぶりを「十分に印象的だった」と評価。その上でNPBでの可能性を説いている。
「パイレーツはデバニーを来季の昇降格候補として残すのではなく、日本球界に挑戦させる方針を固めた。今後数週間や数か月の間にMLBとマイナーリーグの境界線上にいる選手たちがさらに日本へ移籍する可能性は十分にある。デバニーのような立場の選手にとって、NPB移籍は、国内球団の40人ロースターに入る選手として得られる金額を上回る収入を手にする機会であると同時に、3Aを超える高水準の競争環境でプレーする機会が得られるのだ」
守備のマルチ性とパンチのある打力。数字上は「最適解」とも言えるデバニーだが、果たして、藤川阪神でどのような働きを見せるか。決定的となった助っ人補強の続報を待ちたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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