◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 最終日(16日)◇ペリカンGC (フロリダ州)…

前進を感じながらも悔しさをにじませてシーズンを終えた吉田優利

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 最終日(16日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

着実に歩みを重ねる姿勢は、米ツアーでの今季ラストゲームの最終日も変わらない。吉田優利は2番パー4のプレーを手放しで喜んだ。「バーディ、獲っちゃった…」。平均スコア「4.449」を記録し、伸ばし合いの1日にあって断トツ難しかったホールで刻んだ「3」は2年連続の大会出場で初めてのこと。この日の全体で8個しか出なかったバーディを最初に決めた選手でもあった。

生粋のドローヒッターとしては少し珍しい軌道を描いた2打目。強い傾斜に守られた狭いグリーン面にミドルアイアンで止めていくため、あえて「ちょっとペラ球」を打った。それでもあと30㎝転がっていれば、確実に奥の傾斜をこぼれてトラブルを招いたギリギリの領域。千載一遇のチャンスと言えた右からの5mを逃さなかった。

通算3アンダー38位。スコアカードだけ見れば、そこまでの貯金を吐き出す形になった後半15番(パー3)のトリプルボギーが痛い。ただ、砲台グリーンへの寄せが3度も跳ね返されたシーンは好感触と結果が必ずしも一致しないゴルフの世界で冷静に捉えるべきものでもあった。直後の16番でバーディを奪い返したプレーを含め、「69」のラウンドに確かな前進を感じた。

トップ60に絞られる最終戦進出は逃す結果に

ルーキーだった昨年は届かなかった年間ポイントランキング80位までの出場資格「カテゴリー1」を確保したシーズン全体の評価には表情を引き締める。「よく言えば、そういう(着実に力をつけた)感じ。悪く言えば、パッとしない1年だった」。予選通過を7→20試合に増やし、予選落ちを9→5試合に減らした一方、馬場咲希とペアを組んだダブルス戦「ダウ選手権」6位が唯一のトップ10入り。トップ60による最終戦進出を逃した悔しさがふつふつと湧き上がる。

過去2シーズンの優勝者を除いて2026年のスタートになるアジアシリーズはフィールドが絞られるため、カテゴリー1でも出場できないケースがある。73位で終えた吉田はまさに微妙な立ち位置。日本ツアーのシードとは異なり、夏場以降は当該年度の成績で出場優先順位を決める試合が増えてくることへの危機感も消えない。

宮崎でお会いしましょう!

「2年やって、もう、もう全部分かる。コースも分かってきているし、生活の部分でも何となくこういうスケジュールで…とか。来年は、もっといい年にしたい」。今季の優勝者(Vポイント×SMBC レディス)として臨む日本ツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(27日~/宮崎CC)の先に待つ勝負の3年目をしっかりと見据えた。(フロリダ州ベルエア/亀山泰宏)