◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 最終日(16日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇…

ルーキー・オブ・ザ・イヤーを逃した竹田麗央は悔しさを胸に最終戦へ

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 最終日(16日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

竹田麗央が通算9アンダー15位で大会を終え、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)を逃した。1位の山下美夢有と252pt差で今週を迎え、残り2戦の逆転には今大会で優勝(150pt)がマストだった。

「やっぱり、すごく獲りたいと1年間思っていたので、悔しいです」とこだわりがあったことをのぞかせ、米ツアーでは“同期”に当たる2学年上の山下に敬意を表した。「後半戦、自分がなかなか上位に行くプレーができていなかったので、その差かなと思います。美夢有さんはすごく上手な選手で、本当に安定している。見習うところがたくさんありますし、自分も追いつけるように頑張りたい」と話した。

山下美夢有の受賞を刺激に

昨季日本ツアーでハイレベルな年間女王争いを演じ、舞台を最高峰の米ツアーに移してからもお互いを刺激して高め合うかのように好成績を並べた2人。3月「ブルーベイLPGA」で早々に優勝した竹田は、6月「全米女子オープン」でも2位に食い込んで鮮烈な印象を残した。対する山下は8月「AIG女子オープン」(全英女子)優勝からアクセル全開。2週前の「メイバンク選手権」も勝って後続を引き離した。その間には「ダウ選手権」でペアを組み、“チーム山田”として力を合わせながら親交も深めた。

最終日は7バーディ、2ボギーの「65」をマーク

米ツアーを席巻する日本勢の象徴として2人で躍動してきた2025年シーズンの戦いも、20日開幕の「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールドコース)を残すのみ。4日間60台を並べて最終戦へ向かう竹田は確かな手ごたえをにじませる。「調子はすごくいい感じで来ていると思う。最後の試合まで集中して、初日からいいプレーができるように」と締めくくりのイベントを見据えた。(フロリダ州ベルエア/亀山泰宏)

好感触を手にラストゲームへ向かう