スター揃いのドジャースでも、リリーフ陣の補強は必須なはずだが…(C)Getty Images 毎年、オフシーズンでのドジ…

スター揃いのドジャースでも、リリーフ陣の補強は必須なはずだが…(C)Getty Images
毎年、オフシーズンでのドジャースは大物プレーヤーを獲得し、補強に要する巨額な費用なども話題となってきた。だが3連覇へのチーム作りを行うこの冬は、これまでとは異なる動きを見せるかもしれない。先日まで開催されていたGM会議における、ドジャースのブランドン・ゴームスGMの発言から、球団専門サイト『FANSIDED Dodgers’ Way』が補強の方向性を読み解いている。
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現地時間11月15日配信の特集記事で、同メディアは、「ドジャースのファンで、派手な補強や大物選手獲得を期待している人は、少し肩透かしを食らうかもしれない」と切り出しており、続けて、「ゼネラルマネージャーのブランドン・ゴームスが最近、ラスベガスで語ったオフシーズンの展望は、ドジャースが冬の間に大規模な支出をすることを予告するものではなかった」などと振り返っている。
会議の場でゴームスGMが、「オフシーズンは、大きな派手なトレードを無理にする必要はないという考え方を持っている」と述べたとしており、「それが具体的にどういう形になるかは、まだ十分に時間をかけて検討していない。これから1週間、そして数週間でじっくり見ていくつもりだ」などの意向も示したという。
これらの言葉を紹介した上で同メディアは、補強ポイントにも挙げられる救援陣強化も含め、既存選手での底上げを図るものと予想。「ゴームスは細かな部分でチームを改善することに注力しているのかもしれない。実際、これほどスター選手が揃い層も厚いロースターにとっては悪くない戦略だ」などと見込んでいる。
またその上で、「ドジャースが全くお金を使わないわけではないだろう」とも綴っており、クレイトン・カーショーの引退などにより、「約8700万ドルの支出が帳簿から外れる」と指摘。FA市場の動向にも触れ、「ドジャースはカイル・タッカー獲得戦線には確実に関与するだろう」と主張する。
さらに同メディアは、「ゴームスの発言は、今後何も起こらないことを示すものではなく、むしろドジャースがすでに理想的な布陣を整えていることの表れだ」と分析しながら、「要するに、ドジャースが大物選手を獲得できなくても心配する必要はない、ということだろう。ほぼ同じメンバーで戦い、さらに2026年のトレード期限で売り手を動かす力を持つリーグNo.1のファームシステムも健在なのだ」として、現状での選手層を評している。
過去2シーズン、大谷翔平やタイラー・グラスノー、ブレーク・スネルなどのビッグネーム獲得により、連覇を成し遂げる戦力を築き上げてきたドジャース。どのような動きになるにせよ、今オフでの選手補強も大きな注目を集めることは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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