◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 最終日(16日)◇ペリカンGC (フロリダ州)…

「65」をマークし日本勢最高位の11位で終えた西郷真央

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 最終日(16日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

単独首位から出たリン・グラント(スウェーデン)が「65」でプレーし、後続に3打差をつける通算19アンダーで今季初優勝を飾った。2023年「Danaオープン」以来となる米ツアー通算2勝目。

日本勢の最高位で終えたのは、15位から「65」で11アンダー11位に浮上した西郷真央。前半2番でダブルボギーが先行したが、3番(パー3)からの2連続を含む7バーディを奪い巻き返した。「前半すぐにカムバックできたのも評価できるし、ショットが比較的安定していたのでチャンスメークが多かった」とうなずき、「あと1試合しかないので、もっといいプレーができるように頑張りたい」と来週のシーズン最終戦を見据えた。

9アンダー15位に同じく「65」と伸ばした竹田麗央。8アンダー21位に「69」で10位から後退した西村優菜が続いた。西村は年間ポイントランキング115位で来季準シードに相当する100位以内に入れず、来月の予選会(Qシリーズ)ファイナルステージ(12月4~8日/アラバマ州マグノリアグローブGC)に回る。

ランク70位につけていた吉田優利は「69」で3アンダー38位に終わり、次週の最終戦に出場できるトップ60に届かなかった。

また、5オーバー68位で終えた山下美夢有が最終戦を残してルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)獲得を決めた。日本人では1990年の小林浩美、昨年の西郷真央に続く3人目の受賞。今季は8月のメジャー「AIG女子オープン」(全英女子)、2週前の「メイバンク選手権」で優勝し、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー争いでも2位につけている。

最終戦を前にルーキー・オブ・ザ・イヤーの獲得を決めた山下美夢有

山下は「歴代の選手を見ても素晴らしい選手がたくさんいて、そこに一緒に名を置けるのは大変光栄なこと。1人だけじゃなくたくさんの方に支えてもらって、この賞をいただけたと思います」と感想を述べた。

<日本勢の成績>
11T/-11/西郷真央
15T/-9/竹田麗央
21T/-8/西村優菜
38T/-3/吉田優利
52T/-1/岩井千怜
62T/+1/勝みなみ
68/+5/山下美夢有

同郷の大先輩であるアニカ・ソレンスタム(右)からカップを授かったリン・グラント