メジャー1年目を「100点満点で30点」と厳しく自己採点したキム・ヘソン(C)Getty Images チャンピオンリン…

メジャー1年目を「100点満点で30点」と厳しく自己採点したキム・ヘソン(C)Getty Images

 チャンピオンリングを手にしても満足できない。

 ドジャースのキム・ヘソンが現地時間11月16日までに、専門メディア『Dodgers Nation』の取材に応じ、激動のメジャー1年目を振り返った。自己採点は「100点満点で30点」。厳しい評価を下した。

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 同メディアは「ドジャースのキム・ヘソンがルーキーイヤーに自己採点 辛辣な評価を下す」と題した記事を掲載。「波乱のルーキーイヤーを過ごしたキム。シーズン開幕を3Aで迎え、最後はワールドシリーズ制覇を経験した」と書き出した。

 韓国プロ野球から移籍したキム・ヘソンは、ドジャース傘下3Aのオクラホマシティ・コメッツで好成績を残し、5月上旬にメジャー昇格。記事では「5月には打率.422、OPS1.000超えという驚異的な数字を記録」と紹介した。

 しかし、左肩の故障で7月下旬に負傷者リスト入り。9月に復帰後は打撃不振が続き、出場機会が限られた。ポストシーズンでの出場は、代走と守備固めの2度のみ。ただ、フィリーズとの地区シリーズ第4戦ではサヨナラのホームを踏み、ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦では、世界一の瞬間を二塁の守備で迎えた。

 韓国人選手がワールドシリーズ優勝を経験するのは、投手のキム・ビョンヒョンに続いて2人目。とはいえ、キム・ヘソンに満足感は少ないようで「100点満点で30点だ」と1年を振り返った。

「理由はよく分からないが、満足できていない。自分にはまだまだ課題がある。残りの70点を埋めるためには、あらゆる面で成長が必要だ。野球選手として、100点に到達できるよう努力したい」

 記事では「2026年には、より多くの出場機会を得るチャンスが訪れる可能性もある」と伝えた。今季主なユーティリティだったミゲル・ロハスと“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデスがオフにFAとなっている。キム・ヘソンには外野の経験があり、退団が見込まれているマイケル・コンフォートの後釜を外部補強しない場合、アレックス・コールとの競争を予想している。

 ロハスもキケも去就が不透明。『Dodgers Nation』は「潜在能力は、掘り起こしの入り口に過ぎない」とキム・ヘソンに期待した上で、「来季はメジャー1年目の最初の1カ月に見せた活躍を再び体現しようとしている」と記事を結んだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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