村上宗隆を「ブリーチャー・レポート」のケリー氏が分析した メジャー移籍を目指すヤクルト・村上宗隆内野手が抱える“問題”を…

村上宗隆を「ブリーチャー・レポート」のケリー氏が分析した

 メジャー移籍を目指すヤクルト・村上宗隆内野手が抱える“問題”を、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が示した。「最も失敗する可能性が高そうなMLBフリーエージェント7人」という衝撃的なタイトルで記事を公開。今オフの目玉と注目されている村上に課題を突きつけた。

「ブリーチャー・レポート」は15日(日本時間16日)、ティム・ケリー氏の記事を公開。ケリー氏は今年のトップFAリストから、失敗に終わる可能性のある選手を独自の視点で分析した。記事にあがった7人の中には村上の名前もあり、「ムネタカ・ムラカミは本当に『当たれば大成功、外れれば大失敗(ブーム・オア・バスト)』という雰囲気が漂っている」との見方を示した。

「ムラカミはNPBでの8シーズンの通算246本塁打、OPS.951をマークしており、25歳の彼が持つパワーの上限がどれほど高いかをよく示している。2025年のシーズンはわずか56試合で22本塁打を放った」と、NPB通算892試合で打率.270、246本塁打、647打点の強打者を称える一方で、村上の三振数にも言及した。

 2025年、村上は22本塁打を放つも187打数で64三振しており、ケリー氏は「驚異的な割合だ。2025年シーズンは速球に対して良い結果を残していない」と指摘した。「もしムラカミが四球を選べて40本塁打を打つタイプの打者になれるなら、球団は200三振や打率.230でも許容するだろう。しかし、彼がMLBで成功できるかは、毎年本塁打と打点でトップ5に入れる打者になれるかどうかにかかっているように見える」と、メジャーでの成功を左右するであろう“分岐点”について触れた。

 ヤクルトは今月8日、村上のポスティング申請を行い、全MLB球団宛てに通知されたと発表した。交渉期間は米東部時間8日午前8時(同午後10時)から12月22日午後5時(同23日午前7時)まで。2022年に史上最年少で3冠王に輝いた村上は来季、どの球団のユニホームを着てプレーすることになるだろうか。(Full-Count編集部)