2025年の第五十六回明治神宮野球大会(神宮)は16日、大学の部では2回戦(準々決勝)2試合が行われた。 立命館大(関西…

2025年の第五十六回明治神宮野球大会(神宮)は16日、大学の部では2回戦(準々決勝)2試合が行われた。

 立命館大(関西五第2・関西学生)が明治大(東京六大学)を延長10回タイブレークの末に、7対2で下して2008年以来、17年ぶりの4強入りを決めた。

 2回と4回に1点ずつを許し4回までに0対2とリードを許したが、5回に西野 啓也捕手(3年=高知)のソロで1点を返すと、7回に同点に。延長戦に持ち込むと、10回に2番の川端 一正内野手(3年=初芝橋本)の1死満塁からの走者一掃の適時三塁打などで、一挙5得点を挙げて競り勝った。

 初戦で10者連続三振の大会新記録を樹立した有馬 伽久投手(3年=愛工大名電)が、4回途中から登板して最後まで無失点に抑えて勝利に貢献した。

 先発したロッテ2位の毛利 海大投手(4年=福岡大大濠)をはじめ、日本ハム1位の大川 慈英投手(4年=常総学院)、西武1位の小島 大河捕手(4年=東海大相模)など、豪華タレント軍団の明治大だったが、初戦敗退となった。

 連覇がかかる青山学院大(東都大学)は2対1で佛教大(関西五第1・京滋大学)を破って、4強入りを果たした。

 4回に1点を先制すると5回にも1点を追加。中日1位の中西 聖輝投手(4年=智弁和歌山)が、先発9回11三振を奪う力投で1失点完投勝利で逃げ切った。8回まではわずか1安打無失点の好投だった。

 17日には残りの準々決勝1試合が行われ、4強が出そろう。