遠藤はボリビア戦での出場に意欲を燃やしている(C)getty Images 11月14日、森保一監督率いる日本代表は国際…

遠藤はボリビア戦での出場に意欲を燃やしている(C)getty Images
11月14日、森保一監督率いる日本代表は国際親善試合でガーナ代表と対戦し、2-0で勝利した。今回の11月シリーズでは、故障から復帰した遠藤航がおよそ2か月ぶりに招集されている。若手選手の活躍が目立ったガーナ戦では遠藤の出場が無く、その起用法から様々な声が上がった。
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遠藤は今季も所属のリバプールで控えに回る立場となっており、ここまでリーグ戦でのプレータイム合計は40分未満にとどまる。10月には右太腿を痛め、クラブと代表、それぞれで戦列を離れていた。ワールドカップイヤーとなる今季だが、開幕から満足に実戦でのプレー機会が得られない状況が続いている。
今回の代表招集でも初戦でベンチから戦況を見守った32歳に対し、リバプール専門サイト『THIS IS ANFIELD』では、「現在の日本代表メンバーの中で、もはや確実な先発とは見なされていないようだ」などと分析している。
ガーナ戦後に配信された記事の中で、同メディアは守備的MFで先発フル出場した佐野海舟のプレーを絶賛しながら、「日本代表でのスタメン候補の地位を確立している」と評価。その上で、同じポジションでレギュラーを担ってきた遠藤のチーム内における立ち位置について、「序列が下がりつつある」と見込んでいる。
また同メディアは、「もし実際にエンドウの日本代表での序列が落ちているとしたら、それはアルネ・スロットにも影響し得る」と主張。その理由として、「スロットはエンドウが代表戦で試合勘を維持することを前提に、リバプールでも計算してきたからだ」と説明する。
そして日本代表での出場機会減が今後も続いた場合、遠藤を巡って「より大きな問題」が想定されると同メディアは訴えており、「クラブで出場機会が減っていることが原因で日本代表の定位置まで失うとなれば、エンドウが近い将来、移籍を求める可能性が高まることも考えられる」として、リバプール離脱への懸念も示している。
アジア最終予選以降、若手の台頭も目立っており、来年6月の北中米ワールドカップに向け森保ジャパンのレギュラー争いも激化していくことは確実。その中で、遠藤がどれだけ存在感を示すことが出来るか。年内最後の国際試合となる、11月18日のボリビア代表戦における、背番号6の奮起に期待が寄せられる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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