11月16日、明治神宮大会3日目第3試合、東京六大学の王者・明治大が立命館大に2対7で敗れ初戦敗退に終わった。 明治大は…

11月16日、明治神宮大会3日目第3試合、東京六大学の王者・明治大が立命館大に2対7で敗れ初戦敗退に終わった。

 明治大は4回までに2点を先制し、試合を優位に進めた。先発マウンドに上がったロッテ2位の毛利 海大投手(福岡大大濠)は6回1失点の力投。

 なんとか追加点を入れて優位に進めたい明治大だったが、4回途中からリリーフした立命館大の2番手・有馬 伽久投手(愛工大名電)の切れ味抜群の変化球を攻略できない。

 そして7回表に2番手の菱川 一輝投手(花巻東)が同点打を浴び、徐々に厳しい試合展開となった。

 試合の流れを変えたい明治大は8回表から日本ハム1位の大川 慈英投手(常総学院)を投入。150キロを超える速球で、8回、9回は無失点に抑え、貫禄の投球。しかし9回まで決着がつかず、延長10回タイブレークに突入。10回表、2つの失策が点に絡んでしまい、計5失点。この5点は大きな痛手となった。

「負ける時は自分が打たれた時というのは分かっていたので、最後はあのような形で終わってしまって悔しいです。失策から気持ちを切り替えられましたが、打たれたのは自分の力不足」と大川投手は試合後、悔しさをにじませた。

 最終的に明治大は、ロングリリーフの有馬から2安打しか打てず、10回裏も三者凡退。東京六大学勢は2年連続で初戦敗退が決まった。