16日、京都競馬場で行われた第50回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)は、道中は中団後方に構え、直線…
16日、京都競馬場で行われた第50回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)は、道中は中団後方に構え、直線で外から各馬を差し切った戸崎圭太騎手騎乗の1番人気レガレイラ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)が、道中は内で立ち回り直線で一旦は抜け出した4番人気パラディレーヌ(牝3、栗東・千田輝彦厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒0(良)。
さらに1馬身差の3着に9番人気ライラック(牝6、美浦・相沢郁厩舎)が入った。なお、2番人気リンクスティップ(牝3、栗東・西村真幸厩舎)は4着に、3番人気ココナッツブラウン(牝5、栗東・上村洋行厩舎)は5着に終わった。
勝ったレガレイラは、父スワーヴリチャード、母ロカ、その父ハービンジャーという血統。昨年は不利もあって1番人気で5着という結果に終わったが、その雪辱を見事に果たしてホープフルS、有馬記念に続く3年連続3度目のGI制覇を果たした。戸崎圭太騎手、木村哲也調教師ともにエリザベス女王杯は初勝利。
【エリザベス女王杯】1970年に3歳牝馬三冠の最終戦として創設された「ビクトリアカップ」を前身とする重賞競走。75年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌年に現在の競走名に改称された。当初は「ビクトリアカップ」を踏襲し、京都の芝2400m、負担重量は定量、3歳牝馬限定の混合競走で実施されていた。その後、古馬牝馬の競走体系改善に伴い、96年に3歳以上の牝馬に変更され、牝馬No.1決定戦としての意味合いを持つようになるとともに、距離も2200mへ短縮された。20年〜22年は京都競馬場の整備工事に伴い、阪神競馬場で開催された。また、08年に創設された秋季国際GI競走シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」にも指定。
【勝ち馬プロフィール】
◆レガレイラ(牝4)
騎手:戸崎圭太
厩舎:美浦・木村哲也
父:スワーヴリチャード
母:ロカ
母の父:ハービンジャー
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
【全着順】
1着 レガレイラ 1人気
2着 パラディレーヌ 4人気
3着 ライラック 9人気
4着 リンクスティップ 2人気
5着 ココナッツブラウン 3人気
6着 セキトバイースト 10人気
7着 サフィラ 15人気
8着 ヴェルミセル 13人気
9着 フェアエールング 14人気
10着 ステレンボッシュ 6人気
11着 ボンドガール 12人気
12着 エリカエクスプレス 5人気
13着 シンリョクカ 11人気
14着 ケリフレッドアスク 16人気
15着 カナテープ 7人気
16着 オーロラエックス 8人気