◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(16日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り(観衆432…

プロ8年目で念願の初優勝を手にした

◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(16日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り(観衆4325人)

2打差8位から出た28歳の脇元華が8バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算16アンダーでツアー初優勝を遂げた。2018年のプロテスト合格を経て、プロ8年目での初タイトル。今季は3度のトップ10入りにとどまり、大会前の年間ポイントランキングは58位と来季シード獲得(50位まで)の圏外にいた。

脇元で今季11人目の初優勝者となり、記録が残る1988年以降では2019年の10人を抜いて最多となった。

優勝スピーチでは「一番、感謝を述べたいのは家族。父、おばあちゃんを始め…」と続けたところで声を震わせた。「家族のみんなに支えられてきたので、プロ8年目を迎えて初優勝を届けられたことを本当にうれしく思います」。優勝により、地元・宮崎開催の最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の出場も決め、「地元に優勝して帰れるので、それもすごくうれしい。残り2戦を全力で楽しんで、最後に地元を盛り上げられるように頑張っていきたい」と意気込みを述べた。

最終日は圧巻の「65」で逆転Vにつなげた

13アンダー2位にツアー1勝の永井花奈、マンデー予選会を突破してフィールド入りした工藤優海。12アンダー4位に、「67」とスコアを伸ばした今季国内ツアー2戦目の原英莉花、1打リードの単独首位から出た永峰咲希イ・ミニョン(韓国)が並んだ。

年間女王タイトルに王手をかけていた佐久間朱莉は2位から3バーディ、3ボギーの「72」にとどまり、10アンダー8位で今週での戴冠はならず。決着は次週20日(木)開幕の「大王製紙エリエールレディス」に持ち越しとなった。稲見萌寧青木瀬令奈阿部未悠も同スコアで並んだ。

ポイントレース2位につける神谷そらは4バーディ、3ボギー2ダブルボギーの「75」とスコアを落とし、1アンダー46位で終えた。

<最終成績>
優勝/-16/脇元華
2T/-13/永井花奈工藤優海
4T/-12/永峰咲希イ・ミニョン原英莉花
7/-11/野澤真央
8T/-10/佐久間朱莉青木瀬令奈稲見萌寧阿部未悠

太陽に向かって 紅葉樹 12アンダー4位タイでフィニッシュ 来週は地元 絆 本当におめでとうございます! 支えてくれ家族の想い語った