第105回全国高校ラグビー大会埼玉県予選の決勝が15日、熊谷ラグビー場(熊谷市)であった。今大会は記念大会で地区を二つ…

 第105回全国高校ラグビー大会埼玉県予選の決勝が15日、熊谷ラグビー場(熊谷市)であった。今大会は記念大会で地区を二つに分け、両地区の優勝校が12月27日に大阪・花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。第1地区は昌平が2年連続6度目、第2地区は慶応志木が初めての代表の座をつかんだ。

 昌平は熊谷を36―22で破った。前半7分までに2トライ2ゴールで14点差をつけられるなど劣勢のまま前半を終えたが、後半13分のトライで逆転。そのままの勢いで2トライを決め、突き放した。宮元崇主将(3年)は「前半は攻め込まれてしまったが、しっかり修正できた。相手を封じ込めるディフェンスなどの強みを磨き、ベスト8を目指したい」と話した。

 慶応志木は川越東に21―19で競り勝った。序盤は川越東にリードを許したものの、後半2分に追いついた後は一進一退の展開となり、同19分のトライとゴールで全国行きを決めた。浅野優心主将(3年)は「この代で初出場をつかみ、とてもうれしい。全国でも強みである攻撃的守備やモール起点の攻めで、一勝でも多く積み重ねたい」と語った。(恒川隼)