(15日、明治神宮野球大会高校の部準々決勝 神戸国際大付7―0中京大中京=七回コールド) 「嵐を呼べました」 神戸国際大…

(15日、明治神宮野球大会高校の部準々決勝 神戸国際大付7―0中京大中京=七回コールド)

 「嵐を呼べました」

 神戸国際大付の石原悠資郎(ゆうじろう)(2年)は試合後、自身と同じ名前の昭和スター・石原裕次郎の代表曲になぞらえ、決めぜりふを放った。

 ソロ本塁打を含む2打点と暴れた。二回の第1打席、この日最初の一振りで逆方向最深部の右中間に放り込んだ。

 チームとして3本塁打を放ち、七回コールド勝ち。「めちゃくちゃ気持ち良かった。憧れていた勝ち方だった」

 名前は、母方の祖父が「石原と言えば『ゆうじろう』だろう」と名付けてくれた。石原自身は「大スターの名前。気にいっています」。178センチ、110キロの体格で、ぽつりぽつりと語った。

 勝負強いバッティングで近畿大会優勝に貢献した。ただ、チームは、近畿大会の準々決勝でノーヒットノーラン(無安打無得点試合)を達成した宮田卓亜(2年)ら力のある投手4人が注目を受けることが多かった。

 「もっとバッティングも取り上げてほしい。これからも大事な場面で打っていきたい」(平田瑛美)